XenDesktop / XenApp on Amazon Web Services (AWS)

現状と今後の期待 責任者へインタビュー

2014年3月に満を持して出荷が開始されたXenDesktop 7.5、XenApp 7.5。その最大の目玉は、アマゾン ウェブ サービス (以下、AWS) やCitrix CloudPlatform powered by Apache CloudStackなどのクラウド基盤への展開が可能になったことです。今回は、シトリックス社においてデスクトップ仮想化関連製品の責任者である竹内裕治氏(以下、竹内氏)にインタビューを実施しました。XenDesktop 7.5およびXenApp 7.5のAWS対応の狙いやユーザーのメリットなどに関して率直にお伺いしたスペシャルインタビューです。

インタビューア:今回、AWS対応したということですが具体的な内容に関してお聞かせください。

aws-image1竹内氏:XenDesktop / XenApp 7.5では、従来からのオンプレミスへの展開に加えて、ハイブリッド クラウド プロビジョニング機能によりAWSなどへのXenDesktopやXenAppの展開が可能になりました。ユーザーは、製品標準の展開ウィザードでクラウド基盤に対して瞬時に容易に展開できるようになりました。これによりオンプレミスでの運用、クラウドでの運用、そして両者を同時に利用するハイブリッドでの運用が単一のコンソールで管理可能になりました。
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インタビューア:XenAppやXenDesktopのライセンスは、AWS marketplaceから購入できるということですか?

竹内氏:いいえ。XenAppやXenDesktopのライセンスは従来通り自前でご購入いただきます。それをセットアップいただくことで利用可能になります。また、AWS marketplaceからNetScalerやCloudBridge、XenMobileなどを選択することも可能です。

インタビューア:企業がAWSへ展開するメリットは何でしょうか?

竹内氏:大きくはクラウドのメリットをユーザーが享受できることです。AWSを利用することでサーバーやストレージ、ネットワークのサイジングや導入、設定などオンプレミスの時に必要であった作業を省くことできるため容易にデスクトップやアプリケーションの仮想化環境の展開が可能になります。また柔軟性や弾力性に長けているため企業の利用状況に合わせて拡張や縮小が可能です。また、AWSではセキュリティやデータの保護など、さまざまなコンプライアンス要件に準拠しています。たとえばHIPPAやISO27001、SOC1、SOC2、SOC3、PCI DSSなど第三者機関の認証です。これらの対応を自社で実現しようとした場合には非常に時間とコストがかかるでしょう。このようなクラウド環境にXenDesktopやXenAppを導入できることはユーザーの選択肢が増えて大きなメリットとなるでしょう。

インタビューア:企業の情報システム部門の役割も変わってくるのですね。

竹内氏:クラウドを活用することで、情報システム部門の仕事の中身や時間配分が大きく変わってきます。これまで情報システム部門が多くの時間を割いていた、運用・保守から、企業の生産性・収益向上に結びつけることができるIT戦略立案やビジネスに直結する重要なプロジェクトにより注力できることになるでしょう。

インタビューア:AWS対応したXenDesktop、XenAppの市場の反応はいかがですか?

竹内氏:特に北米においてはクラウドで展開するのは、当たり前になりつつあります。日本国内においても多くのお客様が検討を開始し反響をいただいております。またパートナー様は、実際にテストを実施しており近いうちに皆様にご紹介可能な事例も出てくると思います。

インタビューア:ありがとうございました。
竹内氏:ありがとうございました。