ChromebookでWindowsを使おう!

「Google + Citrix のモバイルワークスペース計画のご紹介」

DSC036832014年7月31日。Google atomosphere tokyoのセミナー会場で、シトリックス・システムズ・ジャパン株式会社のプロダクトマーケティング部 シニアマネージャーの竹内裕治氏による講演が行われました。ChromebookでWindowsを使おう!と題されたセミナーには、多くの来場者がつめかけ、日本語版が発表されたChromebookのビジネス利用に対する感心の高さが窺い知れました。

Chromebookの魅力にWindowsの価値を付加するCitrixのソリューション

登壇した竹内氏は、Citrix社の紹介に続いて、Chromebookの魅力を3つのポイントで説明します。
「Chromebookには、アプリケーション、プラウザ、アプライアンスという3つの魅力があります。まず、Chromebookのアプリケーションは、Chrome OSにネイティブに統合されて、快適に動作します。また、ブラウザはHTML 5に対応し、ダウンロードやインストールなどの作業は一切不要で、クライアントレスな利用環境を実現しています。そして、アプライアンスという面では、OSのアップデートなども自動化されているので、TCOの削減につながり、柔軟性のある運用管理を実現します」
その一方で、Chromebookで利用されているChrome OSについて、アプリケーションという面から竹内氏は課題を提起します。

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「GmailやGoogleスプレッドシートなど、Chrome OS用に開発されたネイティブなアプリケーションや、Web/SaaSなどクラウド対応のサービスであれば、何も修正することなく、これまでWebブラウザで利用してきた環境と同じように使えます。しかし、多くの企業で利用しているWindows用のERPや業務システムに、Microsoft Officeのようなアプリケーションは、Chrome OSでは利用できません。これは、Chromebook導入を検討している企業にとって、大きな問題です。この課題を解決するソリューションが、CitrixのXenAppやXenDesktopを活用した画面転送になります」

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Chrome OSとアプリケーションの課題について触れた竹内氏は、セミナー会場のプロジェクターで実際のChromebookの画面を映し出し、ネイティブなアプリケーションやクラウドサービスを利用する様子を紹介しました。そして、既存のWindowsアプリケーションを動作させる方法として、ChromebookからCitrix Receiverを使って、XenAppやXenDesktopを利用するデモンストレーションを行いました。

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Windowsの画面転送により既存のアプリケーションも利用できる

会場に映し出されたChromebookの画面では、Citrix ReceiverによってWindowsのデスクトップが表示され、その中でPowerPointやFirefoxなどのアプリケーションが動作する様子が実演されました。
「このXenApp/XenDekstopの環境は、アメリカのテキサスにあるデータセンターで構築しているものです。かなりの距離を経てアクセスしていますが、とても快適に動作しています。XenDesktopでは、5種類のWindowsデスクトップが利用できます。また、XenAppではユーザーが利用するアプリを自分でカスタマイズできるようになっています」と竹内氏は実際にPowerPointやWordなどを起動して、文章やスライドを編集して見せます。

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「Chromebook用のCitrix Receiverに関しては、2種類の方式を提供して行く計画です。現在は、Receiver for HTML 5を提供していますが、間もなくChrome OSに最適化されたReceiver for Chrome が登場する予定です」と竹内氏はChromebook向けに開発されているReceiverについて説明します。
Receiver for HTML 5は、HTML 5対応のブラウザから汎用的に接続できるReceiverで、Chromebookへのインストールが不要になり、クライアントレスで動作します。導入がカンタンで、Receiver for Webサイト(サーバー側)と対で利用します。HTML 5対応なので、他のOSやデバイスにも対応しています。
もう一つのReceiver for Chrome は、Chrome OSにインストールして利用するReceiverです。HDXエンジンをネイティブに実装し、Webストアからダウンロードします。Chromeに最適化されているので、Google Driveとの統合利用が可能になり、事前の接続設定に対応し、追加の機能やパフォーマンスの強化も施されています。
「どちらのReceiverも、HTML 5 HDXエンジンを搭載しているので、使い勝手や性能は同等です。ただ、Receiver for Chromeの方は、より高度で便利な使い方ができるようになります」と竹内氏は補足します。

海外でChromebookを大量に導入した成功事例

竹内氏は、実際にWindows PCをChromebookへリプレースした事例として、オーストラリアのWoolworths社を紹介しました。同社は、Windows XPのサポート終了に対応するために、Chromebookを大量に導入し、Citrix XenAppとGoogle Appsを組み合わせて、新たな業務システムを構築しました。
「Woolworths社の場合には、レガシーなデスクトップをCitrix XenAppでWebベースのデスクトップ配信モデルへ転換することで、Chromebookの導入を実現できました。また、Google Appsを活用したリッチなコラボレーションや、ユーザーがデバイスを選択できる自由さを提供し、根本的なセキュリティ対策と、大きなTCO削減を実現できました」と竹内氏は成果を語ります。

展示会場では実際のChromebookによるデモンストレーションを紹介

セミナー会場に併設された展示会場には、Chromebookを日本で販売する各社のブースに並んで、シトリックス・システムズ・ジャパンも展示コーナーを開設していました。同コーナーでは、acerの日本語版Chromebookが展示され、実際にReceiver for HTML 5を使って、Windowsのデスクトップやアプリケーションが動く様子が紹介されていました。展示会場を訪れた人たちは、どのような仕組みでWindowsをChromebookで利用するのか知りたくて、熱心に質問をしていました。

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