Windows 8.1のモバイルワークを最大化するマイクロソフトとシトリックスの仮想化テクノロジー

マイクロソフトとシトリックスのソリューション

今回は、マイクロソフトとシトリックスの強固なアライアンスから生み出される両社のソリューションや強み、位置づけなどをご紹介します。ご紹介する内容は、マイクロソフト社が主催する年に1度のカンファレンスイベント「The Microsoft Conferrence 2013」(以下、MSC)での共同セッション「Windows 8.1のモバイルワークを最大化するマイクロソフトとシトリックスの仮想化テクノロジー」の内容をもとにまとめました。

デスクトップ仮想化へ接続するデバイスとしてのWindows 8.1

image001セッションは、最初に日本マイクロソフト株式会社 ビジネスプラットフォーム統括本部 Windows デバイスソリューション営業本部 シニアテクノロジースペシャリスト 青木 祐二氏(以下、青木氏)からデスクトップ仮想化への接続元デバイスとしてのWindows 8.1に関して紹介されました。
2013年10月13日に発売を開始されたWindows 8.1 は、発売当初よりInternet Explorer 11の提供によるWebブラウズの高速化やWindowsストアの使い勝手向上、SkyDriveとの統合など非常に興味深い機能が話題を呼んでいました。青木氏は、デスクトップ仮想化の接続元を慎重に検討する必要性を訴えた上で同社のクライアント市場への意気込みを述べました。
「私たちの働き方は、ますます多様性を増しています。作業する場所は変わり、作業するデバイスも多様化しています。いつでも企業データにアクセスする必要性はありますが、更なるセキュリティ強化も必要です。そのためにマイクロソフトではデスクトップ仮想化においてトータルソリューションを提供しており、接続元デバイスとして最良の選択がWindows 8.1であり、そのための機能強化をこのバージョンでは力を入れています」

たとえばWindows 8.1タブレットにおいてはより一層の快適な操作性向上が実現されています。外出先でのタブレット操作を意識したデスクトップやタッチインターフェイス対応アプリケーションの提供やデスクトップ配信を行なう際に利用するプロトコルRDPの機能強化によるパフォーマンスの向上などが実装されています。さらにRemoteFXの強化によりDirectX 11.1を利用した3D グラフィックスの再生なども高速化していると言います。

また、セキュリティ面においては外出先からの安全なアクセスを実現するために、DirectAccessやRDゲートウェイ、Inbox VPNクライアントなどの強化が行なわれています。DirectAccessにより、VPNとは異なる方法でリモートから社内ネットワークへのシームレスな接続が可能になります。ユーザーは、社内のPCを社外に持ち出して、インターネットに接続すれば、DirectAccessによって自動的に社内ネットワークへの接続が行われます。ユーザーがVPNを起動してログインするといった煩わしい操作は必要なく社内にいるときと同じように社内ネットワーク上のリソースにアクセスすることができるのです。管理者は、社外からアクセスしているPCに対して、社内ネットワークを保護しながらグループポリシーを適用したり、ソフトウェアや更新プログラムを配布など一元的に管理することが可能になるのです。それ以外にもActive DirectoryやSCCM(System Center Configuration Manager)と連携させることでセキュリティ面だけでなく管理性の向上もはかれることがアピールされました。

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また、マイクロソフト社のマルチデバイスへの対応として、Mac OSやiOS、Android向けに提供するリモートデスクトップクライアントアプリが紹介されました。これらのアプリケーションをiPadなどにインストールすることでWindows Server Remote Desktop Services(RDS) で提供されるWindowsデスクトップやRemoteAppなどを利用することが可能になると言います。ただし、一部の機能に制約がありますので、ここでもWindows 8.1クライアントが最適と言えます。