エンタープライズが求めるモビリティを実現するXenMobile

真のモビリティ実現の鍵はEnterprise Mobility Management (EMM)

2010年にiPadが登場してから、すでに4年以上の年月が経過しています。その間に、ビジネスの現場にタブレットを活用したいというニーズは高まっています。一方で、すでに導入してみたものの、思うように成果を発揮していない例も増えています。結局は、メールとウェブが利用できて、PDFを閲覧するくらいの用途で、諦めているユーザーも多いのです。そんなタブレットのビジネス利用に、真のモビリティを提供するXenMobileは、エンタープライズが求める自由度とセキュリティを両立する優れたEnterprise Mobility Management (EMM)ソリューションです。

BYODの加速に欠かせないEnterprise Mobility Management (EMM)

iPadをはじめ、Nexus 7のようなAndroid系のタブレットに、Kindle Fireのようなコンシューマ向けの製品まで、数多くのデバイスが市場にあふれています。これらのモバイル向けのデバイスは、軽量で持ち運びが楽な上に、起動が素早いので机や膝を使わなくても、移動中の車内や駅のホームなどでも、手早く手軽に使える利点があります。そのため、業務においてもコンシューマー製品の特長を活かした、自由なユーザー体験をビジネスでも使いたいと考える社員も増えています。
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しかし、IT部門としては、安全かつ確実に情報を守っていくために、セキュリティとコンプライアンスへの対策は必至です。BYODを促進して、個人の使うタブレットが社内の情報システムにアクセスしてしまうと、予期できない情報漏えいやトラブルが発生してしまうかもしれません。そうした懸念と、それを払拭するためのソリューションについて、シトリックス・ジャパンの松田雅仁氏は、次のように説明します。

「世界のCIOへのアンケートによると、2014年に自社が取り組むべきITの課題では、第2位にモバイルがあげられています。この結果からもわかるように、多くの企業では業務のモバイル化が、重要なテーマとなっています。その一方で、現場のスタッフが求めるモバイル活用のために必要とする機能や使い勝手に対して、情報システム部門が提供しているアプリケーションには、大きな開きがあります。我々はこれをアプリケーション ギャップと呼んでいます。なぜなら、エンタープライズにおけるモバイルの実現には、大きく3つの段階があるからです。

シトリックスでは、モバイル活用には成熟度に応じたソリューションが存在すると考えています。その最初の段階が、Get Me Mobileになります。この段階では、比較的簡単なモバイルデバイスの管理やメールの利用が必要なソリューションとなります。Get Me Mobileにおけるモバイル活用は、導入のハードルは比較的低いものの、業務変革への寄与度も大きくはございません。その次の段階として、 Make Me Mobile Betterがあります。モバイル仕様のアプリケーションが利用できる段階で、業務変革への寄与度も大きくなってきます。例えば、セールスミーティングの環境にモバイル端末からワンタッチでつながるとか、自分のステータスが常にスタッフと共有できているなど、働き方と連動したマネジメントの実現です。

そして最後の段階として、Make Mobile Completeとなります。この段階ではストレス無くデスクトップアプリケーションを含めて業務に必要なものが利用できる段階で、個人レベルでの業務変革にとどまらず、個人の生活や、会社全体の業務そのものを変革するものになります。そのために求められているソリューションが、Enterprise Mobility Management (EMM)なのです」 シトリックスの提唱するMake Mobile Completeを実現した事例に、スイスのレーティッシュ鉄道があります。同鉄道では、XenDesktop、XenMobileとNetScalerを導入し、真のモビリティ戦略を実践しています。


同鉄道では、わずか1400人の従業員で、広い地域をカバーしているので、全員が現場に出ることが期待されていました。そのためには、単にモバイル端末を持ち歩くのではなく、真のモビリティが求められていました。そこで、xenmobile, citrix mobility solutions, citrix netscaler,citrix xendesktopを活用して、Make Mobile Completeを実現しました。シトリックスのソリューションにより、アプリやデータは常に安全な状態に保たれたままで、どんなデバイスでも、オンラインでもオフラインでも全員が仕事をできるようになりました。

そして、XenMobileを採用したことにより、これまで書類で持ち歩いていた数百ページにもわたる安全と技術のマニュアルを、遠く離れた場所からスマートフォンひとつで指先で取り出せるようになりました。Make Mobile Completeによって、完全にモバイル化された空間を手に入れたレーティッシュ鉄道では、従業員が思い通りに働くことができるようになり、生産性の向上だけではなく、業務そのものを変革し、ビジネスを加速させる原動力となりました。

EMM市場をリードするXenMobile

「スマートフォンやタブレットの紛失や盗難などの被害から情報を守るための取り組みとして、MDM(Mobile Device Management)は有名だと思います。しかし、MDMだけではエンタープライズが求める真のモビリティは実現できません。そこには、5つの主要な機能が求められます」と松田氏は指摘します。
【5つの主要機能】

  • エンタープライズ向けMDM
  • セキュアコンテナによるモバイルアプリのセキュリティ、ポリシー適用
  • 安全なメール、ブラウザ、データ共有
  • 統合アプリストア Windows、Web/SaaS、モバイル
  • シングルサインオン

「EMMでは、ビジネスで利用するタブレットなどの端末に対して、ライフサイクル全般にわたるモバイルデバイスの管理を実現しなければなりません。例えば、セルフサービスでデバイスを登録したり、組織のポリシーを適用して、必要なアプリのインストールを行います。さらに、紛失や盗難へ対応したり、ポリシーが順守されているかを監視したり、持ち主や管理者がリモートでアプリの登録や削除ができるシステムも整備する必要があります。こうした機能をすべて提供できてはじめて、エンタープライズで求められるMake Mobile completeが実現されるのです。そして、このEMM市場におけるリーダー的存在として、シトリックスでは、XenMobileを提供しています」と松田氏は話します。
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アプリもデータも分離しデータの一元管理も実現する真のEMMソリューション

XenMobileは、あらゆる種類のアプリケーションやデータやデバイスを安全に維持して管理する包括的なスタックです。XenMobileを導入すると、個人で利用しているタブレットの中に、仮想化されたエンタープライズ向けのアプリケーションやデスクトップを構成できます。また、XenMobileではIT部門が管理可能なWorxというセキュアな業務用アプリを提供しています。
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「Worxアプリは、アプリ連携を制御できるので、個人データと業務データを分離して、容易で安全なネットワークアクセスを可能にします。現在のWorxアプリは、企業のメールに対応したWorxMailに、セキュアなウエブ閲覧を可能にするWorxWeb、そして一元的なデータ共有を提供するShareFileで構成されています。また今後は、ノートアプリの「WorxNotes」、オフィスドキュメントの編集アプリ「WorxEdit」、自分のPCデスクトップへのアクセスを実現する「WorxDesktop」のテクニカルプレビューが順次開始される予定です。」と松田氏はWorxアプリについて説明します。

データ共有を提供するShareFileは、社内で利用するあらゆるデータをあらゆるデバイスから利用でき、あらゆる任意のユーザーに共有できる企業向けのファイル共有・同期ソリューションです。社内外を問わずに容易にファイルを共有でき、IT部門による管理ができるオンプレミスのストレージもサポートしています。
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さらにXenMobileによるEMMでは、NetScaler Gatewayとの組み合わせによって、これまで不可能だったアプリごとのVPN(マイクロVPN)も実現します。
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「一般的なVPNでは、デバイスごとにVPNを設定するので、接続が確立されてしまうと、デバイス全体が社内ネットワークの一部になってしまいます。そのため、社内のITとは関係ないアプリも内部にアクセス可能になる、という問題がありました。それに対して、マイクロVPNではXenMobile(Worx)アプリだけがシームレスなVPN接続を確立します。事前のVPNセットアップも不要なので、運用も管理も容易です。そして、接続が確立されても、XenMobileの管理下にないアプリは、組織内部に接続できないため、従来のVPNに比べて、より安全なモバイル端末からのアクセスを実現するのです」と松田氏はマイクロVPNのメリットを解説します。

XenMobileは、利用する機能やShreFileの運用規模などに合わせて、3つのエディションを用意しています。必要とするEMMの目的や用途に合わせて、最適なエディションを選択して、エンタープライズが求めるモビリティを実現できます。
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