「デスクトップ仮想化」の知られざる導入ポイントとは?

デスクトップ仮想化 失敗しない秘訣

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デスクトップ仮想化導入における課題は…
初期コストとアプリケーション互換性検証

初期導入コストが高く、IT投資に余裕がないと踏み切れない、と断念・・・

デスクトップ仮想化の市場は急速に拡大しています。IDC Japanの「国内クライアント仮想化市場 2012年下半期の分析と2013年~2017年の予測:キャズム越えの衝撃(J13190102, 2013年4月)」によれば、2012年の法人向けクライアント端末の仮想化導入率は20.2%に達し、2013年以降導入が加速すると予測しており、2017年には48.7%に達すると予測されています。

IDC-J13190102-APR2013

しかし一方で、初期コストの高さが、導入検討時の課題としてあげられている。デスクトップ仮想化は、これまでPC上で行っていた処理をサーバ側で行うため、サーバ、ストレージ、ネットワーク構成の見直しなどへの投資も必要になります。そのため「IT投資に余裕がないと踏み切れない」という企業が少なくありません。

アプリケーション稼働の検証負荷が大きいことも課題に・・・

また、デスクトップ仮想化導入の過程で必要になるアプリケーション互換性検証も、導入検討企業の大きな”壁”となって立ち塞がる。それまで使っていた自社開発のアプリケーションなどが仮想環境でも動くのかどうか、その検証には、検証環境の構築から検証作業、動かない場合の対策…と、予想以上に大きな負荷がかかる。検証だけでも数ヵ月かかる工程表を見せられた瞬間に断念するというケースも実際にあるという。

検討断念の大きな要因は、初期コスト… では…
初期導入コストを抑える方法は、ないのか?

デスクトップ仮想化の導入には、運用管理負荷の削減という大きなメリットがあります。つまり、一旦導入すれば、ランニングにかかるコストはかなり軽減されます。「初期コストさえ何とかなれば…」とジレンマを感じている企業も少なくないが、実はデスクトップ仮想化導入にかかる初期コストに柔軟性を持たせられる方法が1つあります。それは、「ユーザごとに適したデスクトップ仮想化の配備方式を選択すること」です。

一番のポイントは、ユーザ(ニーズ)ごとにモデルを選択すること

「デスクトップ仮想化には、VDIしかない」というのは、大きな誤解です。確かに現在、デスクトップ仮想化の主流となっているのはVDI(仮想PC)でsが、デスクトップ仮想化の配備方式には、サーバ共有デスクトップ、リモートPC、ネットブート、クライアントハイパーバイザーなど様々な方式がある。マネジメント層にはマネジメントに必要なデスクトップがあり、営業部門などのモバイルワーカーには、モバイルワークに必要なデスクトップがあります。ユーザによって、適したデスクトップ仮想化の配備方式を選択し、配備することはデスクトップ仮想化導入後のユーザ満足度を高める上で重要です。

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適材適所の配置が初期コストの削減にも

それぞれの配備方式で初期コストが異なります。物理デスクトップとの比較になるが、約50%の初年度コストで済むデスクトップ仮想化モデルもあります。もうお分かりだと思いますが、ユーザの役職や部門、業務内容によって、どの配備方式が最適かを選択すること。適材適所のきめ細かな配置が、コストの最適化に有効なのです。

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デスクトップ仮想化の勝ちパターンとは?
様々な配備方式を提供できるベンダを選定

初期コストを最適化する秘訣は、「適材適所の配備方式の選択にあり」なのだが、ということは、デスクトップ仮想化において、様々な配備方式を有するベンダを選定するということが、検討企業にとっては最も重要になってきます。ここでは、1つの例として、シトリックスが現在提供しているデスクトップ仮想化のモデルをご紹介します。

シトリックスなら、現状分析から、最適な仮想デスクトップのモデル提供まで

シトリックスは、下図のように、企業内のユーザごとに適したデスクトップ仮想化の配備方式を提供しています。例えば、ナレッジワーカーには、VDI(仮想PC)を、モバイルワーカーにはクライアントハイパーバイザーを、というふうに、導入企業の現状分析を実施した上で配備計画の提案なども行い、その企業にとって最適なデスクトップ仮想化を実現しています。

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更に、シトリックスは、コスト削減に有効な各種機能の実装も進めている。XenDesktop 5.6で実装された「Personal vDisk」もその1つです。仮想OSごとにユーザ専用領域として割り当てるストレージを代替し、高度に集約管理することで、個々の仮想デスクトップ環境を維持したままストレージコストを最大で65%削減できます。「HDX WAN Optimization」によって、広域利用時の通信パフォーマンスを大幅に高め、ネットワークコストを抑えられます。

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デスクトップ仮想化導入を最適化するために
導入にはアセスメントによる現状把握が重要。

デスクトップ要件と配備手法の適切なマッチングが鍵に

全社規模のデスクトップ仮想化の導入を検討する企業にとって、現行のユーザ業務の把握及び使用しているアプリケーション、端末要件とデスクトップ配備方式の適切なマッチングは決して容易ではありません。

この点を踏まえ、シトリックスは、導入前のアセスメント(デスクトップトランスフォーメーションアセスメント)を始めとする各種コンサルティングサービスを提供しています。同サービスは、現行の端末とバックエンドインフラストラクチャを含む現行環境分析やユーザユースケース分析、アプリケーション互換性分析などを基にユーザセグメンテーションを行い、各ユーザに最適な仮想デスクトップの配信方式 – FlexCastモデルを確立し、デスクトップ仮想化の全体構成と導入ロードマップを策定します。

デスクトップトランスフォーメーションアセスメントによる方式策定によって、ユーザカバー率と導入コストをコンサルティング。ユーザサイドの満足度と経営サイドの満足度を両立させる結果となり、構築・テスト時・パイロット導入時のリスクを最小化させます。

また、現状分析の結果、導入対象や規模を決定した後には、システムの基本設計、詳細設計から構築・テスト、パイロット・本番稼働まで一貫したコンサルティングサービスを提供します。

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デスクトップ仮想化における、もう1つの課題…
アプリケーション互換性評価は、効率化できるのか?

シトリックスは、アプリケーション互換性評価を自動で行うツールも提供

デスクトップ仮想化導入におけるもう1つの課題、アプリケーションの互換性検証についても、シトリックスでは、最新の互換性検証ツールを提供。このAppDNAを活用することで、インポートから、分析、レポート、修正に至るまで、資産移行時の互換性評価を自動化することが可能です。AppDNAの活用によって、工数620日削減、移行プロジェクトを3ヵ月短縮という実例もあります。

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生産性向上、運用負荷軽減などにより高い投資効果を実現
初期投資に対し3倍の導入効果、1年弱で投資を回収

導入効果を最大化できるソリューション選択が重要

IDC Japanの「2013年 国内クライアント仮想化市場 ROI分析調査」(IDC Japan, J13190101, 2013年2月)によると、クライアント仮想化の投資に対して3倍以上の効果が得られ、およそ1年弱で投資コストを回収できる見込みとなっている。クライアント仮想化は、初期投資に対して大きなリターンが見込めることを実証しています。

XenDesktopのライセンス(Enterprise Edition以上)には、アプリケーション仮想化ソフトウェア「Citrix XenApp」による「サーバ共有デスクトップ」や「オンデマンドアプリケーション配信」、クライアントハイパーバイザー「Citrix XenClient」、ネットブート、リモートPCを実現するテクノロジを実装しています。XenDesktopによって様々なユーザに最適なデスクトップを配信できるため、ライセンスコストを最適化できます。

デスクトップ仮想化の初期導入コストを最適化するポイントを押さえ、導入後のメリットと効果を最大化できるソリューション選定が重要となります。

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