モビリティ時代のオンラインストレージ型ファイル共有ソリューション

hp_mobile_bannerモビリティ時代における、その他の取り組みやソリューションについてもご紹介しています。

 

スマートデバイスの急速な普及とコンシューマ向けの各種クラウドサービスの充実によって、多くのユーザーは利便性と快適さを実感できるユーザー体験を味わっています。しかし、一方でDropboxやBoxに代表されるデータ共有サービスは、企業のIT部門にとっては、頭の痛い問題となっています。この問題を解決するために、モビリティ時代のオンラインストレージ型ファイル共有ソリューションのCitrix ShareFileが注目されています。

お客様を取り巻くデータ共有環境における、3つの課題と解決のポイント

大村氏は、モビリティ時代のデータ共有に関するお客様を取り巻く環境について、次の3つの課題を指摘します。

1.ガバナンスの維持、構築が困難に
DropboxやGoogle Drive、Microsoft OneDrive など、無料で使えるオンラインストレージサービスの普及に伴い、IT部門が認めていないパブリッククラウドサービスの業務利用が横行しています。企業データの情報漏洩や消失の危険性がある中で、その対策が急務となっているのではないでしょうか。

2.スマートデバイスの普及
スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスを社員が使うようになり、場所を選ばずに利用可能なファイル共有サービスに対する ニーズが高まっています。しかし、既存システムは、スマートデバイスでの表示方法や操作感などが、パブリッククラウドサービスのユーザー体験に対し、見劣りすることはないでしょうか。

3.Windows Server 2003 のサポート終了
2015年7月にWindows Server 2003の延長サポートが終了します。現行のファイルサーバーを移行検討中のお客様も多いとは存じますが、モビリティ時代に合わせた、ファイルサーバーそのものの在り方やファイル共有の仕組み自体を再検討する必要もあるのではないでしょうか。

こうした課題を解決する、新たなファイル共有の仕組み作りが求められています。その解決策について、大村氏は以下の3つのポイントを提案します。

1.Touch-centric
スマートデバイスのタッチ操作に主眼をおいた、良好な使い勝手を提供するファイル共有の仕組み。

2.Mobility
社内だけではなく、社外とのコラボレーションを支えるファイル共有の仕組みと、セルフサービスを前提としたシステム構築。

3.Connectivity
VPNを利用しない、社内外を意識せずにアクセス可能なサービスの提供。

生産性の向上に向けたセキュアなデータ共有サービスの重要性

「モビリティ時代のデータ共有とは、的確な状況の把握や業務の効率化のためにデータを共有し、ビジネスの生産性を向上することです。たとえば、現場で撮影した画像データをすぐに相手と共有し、迅速に後続作業を進める場合などが挙げられます。しかし、その利便性を得るために、パブリッククラウドサービスを頼るのは危険です。なぜなら、パブリックサービスには、セキュリティ上のリスクが高いというだけでなく、サービスそのものが長期にわたって提供され続けられるのか否か、といった問題もあるからです」と大村氏は説明します。

企業が提供すべきオンラインストレージ型ファイル共有ソリューションでは、十分なセキュリティ対策と、業務での継続的な利用に耐え得る信頼性・安定性が求められています。こうした背景から、日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下日本HP)では、Citrix ShareFileの導入を提唱しています。
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「ShareFileは、従業員の生産性の向上に貢献するセキュアなデータ共有サービスを提供します。ShareFileの導入によって期待されるビジネスのメリットは、大きく次の3つです」と大村氏は説明します。

1.生産性向上への貢献
マルチOS、マルチデバイス環境をサポートし、タッチUI経由でのファイル共有が可能になるため、従来のメール添付によるファイル送信よりも簡単かつ優れた操作性を提供します。

2.安全性、コンプライアンスへの貢献
データ単位でのセキュリティ設定をはじめ、ダウンロードの回数や期間、リモートワイプやポイズンピルなどの設定により、一度手元を離れたデータに対しても制御が可能となります。
そして、DropboxやOneDriveなどのパブリッククラウドサービスの利用に関してその利用禁止を明文化し、代替案をユーザーに提示可能となります。

3.従業員満足度への貢献
クラウドサービスと同等のユーザー体験を企業ITでもセキュアに再現し、従業員満足度を向上させます。

日本HPが提案する2種類のオンプレミスオンラインストレージ型ファイル共有システム

「日本HPでは、ShareFileを利用するために、2種類のオンプレミスオンラインストレージ型ファイル共有システムをご提案しています。一つは、ShareFileとRed Hat Storageを組み合わせた構成です。もう一つは、ShareFileと3PARを組み合わせたものです。どちらの構成も、エンタープライズユーザのモビリティおよびコラボレーションの要望と、企業のデータセキュリティ要件を同時に満たす、堅牢なデータ共有/同期ソリューションです」と大村氏は推奨し、それぞれの構成のメリットを、次のように整理します。

ShareFileとRed Hat Storageを組み合わせたオンプレミスオンラインストレージ型ファイル共有システム

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大規模な拡張性とともにストレージ容量単価の大幅な低減を実現する「HP ProLiant SL4500シリーズ」と、Red Hat Storage のメリットを最大限に活かすデータ保存領域を提供します。

ShareFileと3PARを組み合わせたオンプレミスオンラインストレージ型ファイル共有システム

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ストレージにHP 3PAR StoreServを採用することにより、シンプロビジョニングと運用管理性を重視し、お客様に対してHP自社ストレージと組み合わせたトータルソリューションを提案します。

柔軟な認証システムと既存システムとの連携

「ShareFileでは、お客様のデータをオンプレミス環境に保持しつつ、認証にシトリックス社のクラウドサービスを利用できます。また、SAMLによるAD連携によって、既存のユーザーアカウントを利用したログイン環境も提供できます。そして、既存のファイルサーバーやCIFS接続可能なストレージ、あるいはSharePointサーバに保管されたデータも、ShareFile経由で閲覧できます。これは、既存のシステムはそのままにShareFileを追加するだけで、タッチUIベースのスマートデバイス対応が実現可能、と言うことです。もちろん、ファイルサーバーに設定したアクセス権は認証と連動し、そのまま適用され、保護されます」と大村氏はShareFileのメリットを訴求します。
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すでに国内でも、証券や金融系の会社を中心に、導入を推進している企業が増えています。その背景は、パブリッククラウドサービスにデータを保管すること自体が、監査や内国法に触れる可能性があり、なおかつ既存の認証方式との連携が求められるからです。また、日本HPではIceWall SSO(シングルサインオン)を採用している顧客が多く、そのSSOと連携できるオンラインストレージ型ファイル共有ソリューションとして、ShareFileを提案する事例が増えています。

「ShareFileのようなソリューションは、最初にトライアルとして導入するケースが増えています。そこで、我々もパッケージ化された導入ソリューションの用意を進めています。具体的なシステム構成はまだ検討中ですが、ユーザー数やストレージ容量に合わせて、何種類かのハードウェアのスペックを組み合わせたパッケージソリューションを準備中です。」と大村氏は導入の促進につながる取り組みについても紹介しました。