サーバー仮想化概要

なぜサーバー仮想化なのか?

今日のITにおいて「仮想化」と言えば「サーバー仮想化」と理解してもらえるほどサーバー仮想化は一般化しています。サーバー仮想化がここまで一般化した理由は、サーバーコンピュータの“無駄使い”をなくし、管理や運用のコストを下げるためです。一般的なサーバーでは、1台のコンピュータに1つのオペレーティングシステムを搭載し、データベースサーバーやWebサーバー、ファイルサーバーなどの単一の目的で使用されます。この使い方は一見シンプルで問題はなさそうですが、サーバー台数が増加するとともに、管理の手間や設置スペース、電気代が問題になってきます。しかも、最近のサーバーコンピュータは単一目的では使い切れないほどの処理能力を持っているのですから、 利用されていないリソースがたくさんあるサーバーを何台も運用するのは勿体ないことです。

ここで注目を集めたのが、サーバー仮想化です。サーバー仮想化にもいろいろな方法がありますが、サーバーコンピュータの上にハイパーバイザーと呼ばれるCPUやメモリ、ハードディスクなどをエミュレートするソフトウェアを搭載し、その上に複数のオペレーティングシステムをインストールする方式が一般的です。この方式を利用すると、1台の物理コンピュータ上に仮想マシンと呼ばれる環境を複数用意することができます。この仮想マシンは、ソフトウェアからは物理コンピュータと同じように見え、同じ感覚で利用できます。また、仮想マシンにはさまざまなオペレーティングシステムを搭載できますので、Windows NT 4.0からWindows Server 2008まで、バージョンの異なるWindowsサーバーを1台のサーバーコンピュータ上で同時稼働させることが可能になります。もちろん、WindowsとLinuxを混在させて同時に利用するといった自由な使い方もできます。

たとえば、10台のサーバーコンピュータで運用しているシステムを、サーバー仮想化によって3台に集約できれば、管理性が増して運用保守コストも下げられるということです。