Workstationの仮想化で設計環境を進化させるHPの取組み

hp_mobile_bannerモビリティ時代における、その他の取り組みやソリューションについてもご紹介しています。

 

BYODやモバイル需要の高まりにコンシューマライゼーションなど、ビジネスユーザーを取り巻く環境は変化しています。その一方で、マルチOSやマルチデバイスによる互換性の課題に、セキュリティリスクの増大、そしてデータの肥大化など、IT部門が取り組まなければならない課題も増えています。こうした変化の中でも、注目されているのがハイエンドなWorkstationユーザーの課題とニーズへの対応です。

Workstationユーザーの課題とニーズ

hp-kubota_001日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下:HP)のプリセールス統括本部 サーバー技術本部 サーバー技術一部 シニアITスペシャリストの久保田隆志氏は、Workstationユーザーが抱えている現在の課題とニーズについて、次のように整理します。
「まず現状の課題ですが、一番の問題は大量に導入されたワークステーションにあります。製造業では、主にCADなどの設計用途でWorkstationを大量に導入していることから、そのIT管理コストが増大し、排熱や騒音によるオフィス環境の悪化に、ストレージコストの増大、さらにはデータを一元的に管理できないことから、知的財産や機密データの流出の危険性も指摘されています。こうした課題に対して、IT部門では、IT管理コストの削減をはじめとして、知的な財産を保護するためのセキュリティ対策の強化や外部からのアクセスなどの対策が求められています。」
多くのIT部門が抱える課題の多くは、Workstationに限ったものではなく、社内のITそのものに対する共通したテーマです。しかし、その中でも特にWorkstationにおいては、顕著な3つのニーズがあると久保田氏は指摘します。
「Workstationユーザーのニーズの中で、特に需要が高まっているのが、グローバル製品開発への取り組みと、国内外の複数の拠点からのアクセス、事業継続性(BCP)の策定という、大きな3つのテーマが注目されています。これまでのように、国内外の各拠点に設計データが分散されたままでは、同期などの運用が煩雑になり管理コストの増大や情報漏えいなどの危険も高まるのです。こうした課題を解決するために、Workstationとデータベースを一極集中で運用管理できるWorkstationの仮想化が注目されています」

HPのWorkstation仮想化ビジネス

HPでは、2000年から仮想化に取り組んできた実績があります。そうした長い歴史の中でも、2014年はWorkstationの仮想化に必要なテクノロジーが出揃った年であると分析しています。
「仮想化を取り巻く技術トレンドの中でも、2014年に登場したGPUの仮想化と、それをサポートするハイパーバイザーの提供は、大きな進化でした。HPでは、Workstationは仮想化の時代になると見据えて、新たなVirtual Workstation製品を開発しました」と久保田氏はHPのWorkstation仮想化ビジネスについて切りだす。
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Workstation国内シェア40%を誇るHPでは、NVIDIA社と広範囲なコラボレーションを展開してきました。また、以前からCitrix XenDesktopを活用したクライアント仮想化のためのConverged Systemも提供してきましたが、新たにハイエンドなWorkstationを対象とした、Graphics Accelerated VDIが加わりました。
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HPのGraphics Accelerated VDIでは、GPUパススルー方式とGRID vGPUという2つの方式を提供しています。
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blade_serverそして今回、新たにHP Graphics Server Bladeという仮想化グラフィックスを搭載できるブレードサーバーを開発しました。このブレードサーバー用に、2種類のフォームファクタで、HP ProLiant WS460c Graphics Server Bladeを提供しています。

Workstation仮想化を実現するHPの先進テクノロジー

åe,gÒ0å0ü0ì0Ã0È0û0Ñ0Ã0«0ü0É0*h_O>y「HP ProLiant WS460c Gen8は、HPの先進的なテクノロジーを凝縮したグラフィックス拡張ブレードです。HP MultiGPU Carrierを2枚装備して、NVIDIA Quadro K3100Mを6枚搭載できるブレードサーバーになっています。GPUパススルー方式でここまで集約率を高めることが出来るのはHPだけで、仮想環境でありながら、物理環境と同じグラフィックスパフォーマンスを得ることが出来るため、大手製造業の設計部門などから引き合いが増えています」と久保田氏は説明します。
DL380HP ProLiant WS460c Gen8の他にも、小中規模向けのラックマウント製品として、NVIDIA GRID K1/K2などを搭載できるHP ProLiant DL380 Gen9も用意されています。
「Workstationの仮想化を支えるHPのプラットフォームは、規模に応じて適切なプラットフォームを選択していただけるように、HP BladeSysmte C7000 Enclosureという大規模展開と管理性を重視したシステムと、HP DL380 Gen9のようにラックマウントに集約できる小中規模の環境に適したシステムを取り揃えています。すでに、大手CADベンダーの中には、HPの仮想化Workstationプラットフォームをサポートすると表明している会社もあります。今後も対応するCAD製品は増えてくるので、HPでも積極的にWorkstationの仮想化を推進してまいります」と久保田氏はHPの取り組みを語りました。
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