新しい働き方への投資につながる 〜HP Moonshotが実現するHDIの魅力〜

hp_mobile_bannerモビリティ時代における、その他の取り組みやソリューションについてもご紹介しています。

 

いつでもどこでもマルチタスクの仕事が求められる時代になり、リモート環境からでも、いつものPCのアプリケーションをスムーズに使いたい、というニーズが高まっています。こうしたワークスタイルの変化やモバイルワーカーの増加、さらにはBYODの促進によるマルチデバイスの活用などに対応するために、デスクトップ仮想化に取り組む企業が増えています。デスクトップ仮想化は、情報漏えいリスクを解消し、データセンターによる集中化されたデータ管理を可能にします。

日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下:日本HP)では、そうした新しい働き方を可能にするリモートデスクトップ環境の構築のために、HP Moonshot Systemによるこれからの新しい選択肢、HDI(Hosted Desktop Infrastructure)を提唱しています。

シンクライアント化が難しい領域からもクライアント仮想化への要望が高まる

日本HPサーバー事業統括本部 ハイパースケール製品ビジネス開発部 Moonshot ビジネスディベロップメントマネージャーの阿部 敬則氏は、HP Moonshot SystemによるHDIが必要とされている背景について、次のように説明します。
「2009年ごろにVDIが登場したことで、1台のサーバーで複数のOSを動作できるようになり、デスクトップ仮想化の導入が加速しました。VDIによって、タスクワーカーや一般OAユーザーは、シンクライアントやタブレット端末などで業務を遂行できるようになりました。その一方で、ハイスペックなPCを使いこなしているビジネスワーカーやパワーユーザーには、VDIによるシンクライアント環境は、提供が難しいと言われてきました」
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その理由について、阿部氏は説明を続けます。
「ハイスペックなPCを必要としているユーザーの多くは、Microsoft Officeや画像編集などのアプリケーションをマルチタスク環境で頻繁に利用しています。こうしたユーザーにとって、VDIのように限られたCPUリソースを複数のユーザーが共有して利用する環境では、期待通りの処理性能が得られずに、業務の生産性を低下してしまう心配があるのです。特にここ最近では、Microsoft Officeのような誰もが多用するOAアプリでも、バージョンアップに伴ってグラフィック+マルチコアを前提としているため、多くの一般のOAユーザーにとってもハードウェアの性能が今まで以上に求められています。ところが、VDIではハードウェアリソースを多数のユーザーが共有・分割して利用する必要があるため、利用できるハードウェアのリソースに大きな制約が存在します。また、機能的にもWindows Searchを無効化することや、Aero Glassのような視覚効果も使わないようなことが推奨されています。例えばその場合、メールやファイル検索が事実上使えなくなる、という業務上著しい生産性の低下を招きます。」

VDIによるデスクトップ仮想化では、ますます多くのユーザーにとって必要とされてきているハードウェアの性能を提供できないだけではなく、システムを構築し運用する管理者にとっても、いくつかの課題があるといいます。その点についても、阿部氏は補足します。

「VDIの導入には、仮想化サーバーの構築やサイジングの難しさが伴います。また、運用面でもトラフィックが集中しレスポンスが極端に悪化する『朝9時問題』はよく聞く課題です。また、インフラ障害が多数のユーザーに影響を与えてしまったり、ユーザーの追加や変更時にはリソース配分の再設計やシステムの再設定などの煩雑な作業が発生したり、性能の劣化が起こったりしています。」

こうした課題を解決するために、HPではHP Moonshot Systemという専用カートリッジ型サーバーによるHDIの導入を推奨しています。

「HDIは、Hosted Desktop Infrastructureの略で、仮想化を使わないハードウェア占有型の新しいリモートデスクトップ ソリューションです」と阿部氏は説明します。

HDIを実現するHP Moonshot Systemとは

HDIは、VDIのように一台のサーバーを仮想化して複数のクライアント環境を用意するのではなく、個々のユーザーに1対1で占有のハードウェア環境を用意します。そして、サーバー側のハードウェアにWindows OSを直接インストールして、リモート端末から各ノードに1:1接続して利用します。HPでは、このHDIをHP Moonshot Systemという、今までにない革新的なプラットフォームで実現しました。
「HP Moonshot Systemは、最大45枚のカートリッジを格納できる4.3Uサイズのシャーシとカートリッジ型サーバーで構成される超高密度・超低電力型プラットフォームです。HDIを実現するHP Moonshot Systemでは、シンクライアントのために専用に開発したHP Moonshot m700サーバーカートリッジを利用します」と阿部氏はシステムの概要を紹介します。
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HP Moonshot m700サーバーカートリッジには、CPUとGPUの機能を一つのチップに集積した統合プロセッサーであるAMD Opteron X2150 APUが4つ搭載されています。そして、8GBのECCメモリと、32GBまたは64GBのiSSDを各ノードに搭載しています。つまり、一枚のカートリッジに4台分の物理的なPCが搭載されています。このHP Moonshot m700サーバーカートリッジは、シャーシ内に最大で45枚まで格納できるので、一台のシャーシで最大180ユーザーに対応することができます。
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HP Moonshot Systemのメリットとリファレンスアーキテクチャの優位性

HP Moonshot SystemでHDIを実現するメリットについて、阿部氏は次のように整理します。

「HDIではOSとプロセスに加えて物理リソースまでを各ユーザーがすべて占有して利用できますので性能面に不安がありません。そして、搭載されているプロセッサー内のGPUやSSDもすべて占有できますので、最新のFAT PC同等のグラフィックやディスクI/Oニーズに十分応えることが可能です。Citrix XenDesktopでは、それぞれのノードのGPUを直接エミュレートできるようにVirtual Delivery Agent内のWDDMドライバが拡張されているため、パワーユーザーにも満足して使用してもらえます。さらに、1枚のカートリッジ上の4つの個々に独立したノードを4人のユーザーに割り当てるという非常にシンプルな構成であるため、初期導入及びユーザーが増えるときのサイジングのリスクを根本から解消します。その他にも、電気的に独立した物理リソースを各ユーザーに1:1で割り当てる設計のため、障害時の影響範囲も極小化されます。」

さらに、以下のような数多くの効果も見込むことができます。

  • XenDesktopなど、VDIと同じソフトウェアを利用し、既存資産の有効活用が可能
  • 仮想化環境・SANストレージの運用スキルが不要
  • クライアント管理者にとって、FAT PCの延長の感覚で管理が可能
  • サイジングリスクが無く、パフォーマンスの実証も簡単。構築・導入も短期間で可能に

結果、VDIと同等の予算で、理想のシンクライアント環境を実現可能に。

Citrix XenDesktopの標準構成-VDI

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HPでは、HDIを支えるために、AMD社とシトリックス社と強固なパートナーシップを結び、HP ConvergedSystem 100 for HDIというCitrix XenDesktop リファレンスアーキテクチャーをラインアップしています。HP ConvergedSystem 100 for HDIでは、Citrix XenDesktopと組み合わせてシトリックス社とHPが共同で検証した推奨構成になっているので、ハードウェアの構成検討や事前検証が不要になり、日本語スタートアップガイドに従って、素早く安心して導入を進めることができるのです。
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「HP Moonshot Systemは、シトリックス社のエグゼクティブ ブリーフィング センターにも設置されています。こちらで、実機によるHDIデモにより、HDIの性能を実感いただけます」と阿部氏は展示されているシステムを紹介しました。

エグゼクティブ ブリーフィング センター(以下、EBC) は、シトリックスのソリューションに関する詳しい情報などを身近に聞き、デモを体感することで、シトリックスが提供する最新のモバイルワークスタイルを肌で感じることができる 「エグゼクティブ ブリーフィング プログラム」を展開する施設です。東京本社にあるEBCでは、より多くの日本のお客様や、パートナー企業に、シトリックスの最新のソリューションやモバイルワークスタイルを体験していただけます。シトリックスが実践するモバイルワークスタイルを実際にご覧いただき、EBCのデモエリアで最新テクノロジーに触れることができます。

「是非、この機会にHP Moonshot SystemによるHDIの効果をシトリックス様のEBCで体感いただくのはいかがでしょうか。」と阿部氏は締めくくった。
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「売れているのにはワケがある」

HDI及びHP Moonshot Systemの導入事例・ソリューションまでを一挙紹介!

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導入事例:パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社様 – クライアント環境をVDIから「HDI」に移行し、自社検証を経てHDIビジネスへ参入-