Desktone

 掲載された製品概要は、ホワイトペーパー「デスクトップ仮想化製品(VDI)徹底比較 (2013年版)」より抜粋した情報です。
製品の詳細情報や比較情報などの詳細は以下よりダウンロードください。
ホワイトペーパー:デスクトップ仮想化製品(VDI)徹底比較 (2013年版)

概要

2007 年にメリルリンチ社向けのスケーラブルなVDI ソリューション構築プロジェクトから設立されたDesktone 社は、デスクトップ仮想化ソリューションマーケットには隙間があり、クラウドホステッド型のデスクトップサービスを提供するプラットフォームが開発されていないことを認識しました。2008年にDesktone は、仮想DaaS (Desktops as a Dervice) を提供するサービスプロバイダー向けの仮想デスクトッププラットフォームを設計しました。Desktone は、クラウドホステッド型のDaaS コンセプトを他の企業に先駆けて開発しました。DaaS を使うことで、IT 部門は初期投資や複雑なデスクトップ仮想化管理を行う必要なしにVDI のすべてのメリットを享受できるようになるとともに、デスクトップにかかる費用を設備費から運営費へと変えることができます。2009年に、IBM やその他多くのサービスプロバイダーがDesktone と提携し、仮想デスクトッププラットフォームを活用して DaaS ソリューションを提供することになりました。現在、Desktone は20社を超えるグローバルサービスプロバイダーと提携しており、マーケットで唯一のマルチテナント型デスクトップ仮想化プラットフォームを提供しています。

 

機能

Desktone プラットフォームは、サービスプロバイダーがDaaS を実現するための非常にシンプルなプラットフォームを提供します。シンプルなWeb フォームを使用して新しいテナントを作成するだけで、一連のイベントがトリガーされます。まずVLAN が当該テナントに作成された後、適切な接続ブローカーとデスクトップ管理アプライアンスがそのVLAN に対してプロビジョニングされます。続いて、必要とされるデスクトップ割り当てに基づき、ストレージのマウントポイントとコンピューターリソースが割り当てられます。

また、Desktone プラットフォームは、エンドユーザー顧客向けのWeb サービスのインターフェースも提供します。このインターフェースを使うことで、同顧客は自分のデスクトップテンプレートのカスタマイズやアップロードが行えるようになります。また、永続的/非永続的デスクトップのプールのプロビジョニングを行った後、同プールを自社のユーザーベースに割り当てることもできます。これらのテナントは、多くの場合サイト間VPN やMPLS 接続を通じて企業ネットワークに結合されるため、企業OU に対するプロビジョニングが自動的に行われ、既存のポリシーや管理ツールのすべてが、これらのクラウドホステッド型デスクトップに適用されます。

このシンプルさ、使いやすさ、運用上の複雑さの解消が、Desktone プラットフォームの大きな魅力となっています。唯一の課題としては、ローエンド製品を使用するエンドユーザー顧客は、往々にして自分のデスクトップに関するヘルプデスクやIT サポートを基本価格で受けられることを期待しているという点にあります。この課題は、Managed Service Providers により解決されます。Managed Service Providers はDaaS ソリューションを提供するだけでなく、それを取り巻くすべてのデスクトップサービスも提供します。

 

アーキテクチャ

Desktone のDaaS プラットフォームは特定のデスクトップテクノロジーに依存しません。同プラットフォームは現時点でNFS ストレージ、各種はハイパーバイザー (vSphere、KVM、XenServer) 上で動作する仮想マシン、VRF 対応のネットワーキングをサポートしています。3つの中心的なソフトウェアモジュール (Resource Manager、Desktop Manager、Access Manager) が、強化されたLinux ベースの仮想アプライアンスにバンドルされています。
配備は、単一のResource Manager をサービスプロバイダーのVLAN に配備することから始まります。またResource Manager は、「サービスグリッドバックボーン」と呼ばれる、ルーティングが可能でないVLAN (リンクローカル) 上においてデュアルホーム化できます。Resource Manager は、実際のハードウェアスタック管理とキャパシティ管理を担当します。Web インターフェースを使うことで、サービスプロバイダーは新規テナントを登録できます。必要となる情報ポイントは、顧客が選択したサブネット範囲と、顧客に割り当てられているデスクトップのクォータのみです。Resource Manager は新規VLAN を追加した後、このネットワークに対して管理アプライアンスのプロビジョニングを行います。

Access Manager は特許も取得されている高度なスケーラビリティを持つ接続ブローカーであり、デスクトップに対する接続のブローカリングを行うと同時に、新規デスクトップのプロビジョニングや、セッション状態情報の保持も担当します。これらの管理アプライアンスはサービスグリッドバックボーン上でデュアルホーム化され、アドレス衝突、テナント環境からSP 環境へのアクセスなどを防ぐことができます。さらに、Resource Manager は各テナント向けにストレージマウントポイントのプロビジョニングを行い、デスクトップタイプに基づいて計算キャパシティを割り当てます。Windows クライアントデスクトップ (VDA要件あり) の場合には専用となり、それ以外の場合は共有となります。

 

Desktone

DESKTONE のユニークな点

Desktone は、特にDaaS を実現するために始めから構築されているという点で、非常にユニークです。DaaS 固有の多くの機能がありますが、他のデスクトップ仮想化機能とは異なり、Desktone のプラットフォームは、クラウドサービスを提供するための前提条件である本格的なマルチテナンシーを提供しています。
Desktone プラットフォームは高度なスケーラビリティを持つように設計されています。管理アプライアンスはピアツーピア、またはファブリックベースの方法で配備され、ノード間で複製される情報ストアを含みます。これにより単一障害点を回避すると共に、実質上無制限の数のデスクトップに対して顧客を配備することができます。
マルチテナント型のプラットフォームは、高いセキュリティを持つように設計されています。このプラットフォームでは、演算レベル (必要に応じて) 、デスクトップストレージレベル、ネットワークレベル、メタデータ管理レベルでのリソースの分離が存在します。また、サービスプロバイダーとテナント間におけるリソースの分離も初めから存在しています。クライアントがクライアントディレクトリサービスで資格を提供しない場合、サービスプロバイダーは、デスクトップのプロビジョニングや割り当てが行われる場所であるクライアントの企業センター、デスクトップポータル、デスクトップのいずれにもアクセスできなくなります。

また、Desktone プラットフォームは高いコスト効率を持つようにも設計されています。KVM、XenServer、vSphereやNFS ストレージをサポートしているため、サービスプロバイダーはハードウェアやプラットフォームをサポートしている各種製品の中から最もコスト効率の良いものを選択できます。Desktone は、非常に多くのタイププラットフォームに関する経験とテストに基づいて推奨される、詳細な計画を提供します。また、Desktone のソフトウェアプラットフォームはオープンソースのスタック上に構築されているため、サードパーティ製のOS や、Windows ServerやSQL などのデータベースライセンスが必要ありません。さらに、マルチテナンシーによって多くの顧客 (すなわち「テナント) 」) のすべてに対して単一の管理レイヤーを提供できるため、管理コストを大幅に削減することができます。

Desktone プラットフォームは、DaaS を実現するための広範な種類のデスクトップ仮想化テクノロジーをサポートしています。これには、専用のサーバーホステッド仮想デスクトップ (VDI) 、専用のWindows Server デスクトップ、Remote Desktop Services (RDS) デスクトップなどが含まれます。これによりサービスプロバイダーは、マルチテナント型のプラットフォームで最適なデスクトップを提供できるようになります。
Desktone 社は、「私たちは、顧客ごとのマルチフォレストをサポートする唯一の企業です。私たちの製品は、顧客を完全に隔離すると同時に、すべてのデスクトップ用の共通インフラストラクチャーを保持します」と語っています。

 

ライセンシング

サービスプロバイダーライセンスは、月次使用量モデルに基づきます。つまり、サービスプロバイダーは、自社がエンドユーザーに提供するデスクトップごとに毎月料金を支払います。デスクトップ1台あたりの価格は、サービスプロバイダーが配信するデスクトップ数に基づいて上下します。サービスプロバイダーは、自社のハードウェア費用、運用費、マージンを加えることにより、毎月の価格を決定します。この価格は、1デスクトップあたり月額最低20ドルからになります。各サービスプロバイダーが設定する価格は、彼らが受け取るクラウドの効率性や、彼らがデスクトップに付加する価値に応じて微妙に異なります。