米国シェアNo.1のacerがChromebook C720を日本市場に投入

DSC01374日本エイサーは、11月から一般消費者向けにも日本語仕様のChromebookの販売を開始しました。AcerのChromebookとしては第三世代になる最新モデルは、電源を投入してから7秒以下で起動する高速さと、64bit OSに適した4GBの大容量メモリを搭載しています。最新モデルの魅力や日本市場におけるChromebookの可能性について、日本エイサー株式会社のプロダクトセールス&マーケティング部 プロダクトマーケティング プロダクトスペシャリストの恵寧(ケイ・ネイ)氏に伺いました。

Chromebookの老舗メーカーの自信作

C720_01_WP-acer-03日本エイサーが日本に投入したChromebook C720は、11インチのディスプレイにIntel Celeron 2955Uデュアルコア 1.40GHzのプロセッサを採用し、4GBのメモリと16GBのSSDを搭載しています。Chromebook C720の特長について、恵氏は次のように説明します。
「我々のChromebook C720は、製品としては三世代目になります。これまで、Googleと協力してChromebookを開発してきた経験から、4GBの大容量メモリを搭載して、電源を入れてから7秒以下という短時間でログイン画面が表示される高速な処理を実現しています」
平均的なChromebookの起動時間が約10秒と言われているので、C720の7秒はChrome OSに最適化されたハードウェアである証となります。
「AcerはGoogleがChrome OSを提供しはじめた当初から、ハードウェア製品を開発してきたので、経験と実績が豊富です。Acerでは、常に先進的で一歩進んだChromebookを市場に提供するように努力してきました。4GBというメモリを搭載しているのも、Chromeブラウザでタブを多く開いたときに、快適に使えるようにするためです」と恵氏は製品の優位性を語ります。

文教市場や観光業などの需要が広がる

DSC01372「日本では、すでに広尾学園などの文教市場でChromebook C720が採用されています。他にも、学校や教育機関からのお問い合せは増えています。また、最近では老舗の旅館から、客室サービスの一環としてChromebookを活用できないか、というご相談がありました。Chromebookは、セキュリティに優れているだけではなく、ゲストアカウントを利用するとデータや履歴などが端末に保存されないので、お客様のプライバシーに配慮したネットサーフィンが可能になります。このような点が注目されて、公共の場で共有する端末などの導入も増えていくと考えています」と恵氏は日本での事例について触れます。
日本語版のChromebook C720が販売される以前から、日本でもオンラインストアを使って海外仕様のモデルを手に入れている個人ユーザーも多くいました。そうした先進的なユーザーの動向についても、恵氏は分析しています。
「個人でChromebook C720を購入するお客様の多くは、20代から40代の男性が中心です。その用途は、2台目のPCとして購入している例が多いと分析しています。職場では、すでにPCを使っていて、いろいろな機能や使い勝手を理解している上で、家庭ではネットサーフィンができれば十分と考えて、Chromebookを選んでいるのです」

既存の周辺機器などを活用するためにCitrixの仮想化ソリューションの力を借りたい

家庭ではネットサーフィン用のデバイスとしてChromebookを選ぶユーザーも増えていますが、職場での利用となると解決しなければならない課題もあります。
「職場でWindowsを使ってきた環境にChromebookを導入すると、プリンタなどの周辺機器を使おうとするときに、デバイスドライバの関係で動かないケースがあります。クラウドを前提としているChrome OSに対して、Windowsには既存の周辺機器を使うためのデバイスドライバが豊富にあります。そのため、やはり職場にはWindowsと周辺機器が利用できる環境も必要です。そこで、Citrix XenAppXenDesktopなどの仮想化ソリューションが必要になってきます。仮想化ソリューションの力を借りれば、既存の周辺機器を活用できる上に、Chromebookの導入も促進できるのです」と恵氏はWindowsの仮想化ソリューションの重要性を訴えます。

Chromebook = Acerのブランドイメージ確立を目指す

C720-1本格的な販売が始まって間もない日本市場ですが、今後の取り組みについて恵氏は展望を語ります。
「アメリカ市場では、すでにシェアNo.1の実績を持っているAcerのChromebookとして、日本市場でも同じくNo.1を目指していきます。そして、Chomebook=Acerというブランドイメージの確立に向けて、これから次々に良い製品を出します。そのために、インテル社とも協力して、最新のプロセッサやチップセットを搭載したChromebookを提供していきます」