CloudStackを試そう 機能編

CloudStack Step by Step 第4回

前回はCloudPlatformの初期セットアップとライブマイグレーションのテストを行いました。今回はインスタンスの定期スナップショットや仮想ルータを用いたロードバランサの設定等、CloudPlatformの各種機能を紹介します。

インスタンスの詳細タブ

「インスタンス」一覧画面から任意のVMをクリックすると、次のようなアイコンのボタンが表示されます。各アイコンをクリックしたときの動作内容は次の通りです。

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ISOイメージの追加

インストールしたばかりのCloudPlatform環境にはCentOS 5.5のVMテンプレートしかありませんが、OSのISOイメージを追加すれば様々なOSをVMにインストールできます。CloudPlatformにOSのISOイメージを登録するには、インストールイメージがCloudPlatform環境からHTTPで取得できる必要があります。
ISOイメージをCloudPlatformに追加するには、ログイン後「テンプレート」→ビューの選択から「ISO」を選択し、右上の「ISOの登録」ボタンをクリックします。ISOの登録ダイアログが表示されるので、名前、説明、URL、OSの種類を選択し、OKをクリックします。すると、CloudPlatformがISOイメージのダウンロードを開始し、登録されます。ここで、それぞれのパラメータは次のような意味を持ちます。なお、テンプレートの登録もISOイメージの登録と同様の手順で実行できます。

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目的のOSのISOイメージがパブリックなサーバ上にある場合、そのイメージのURLを入力すれば問題なくダウンロードできます。しかし、ローカルにサーバがある場合は、CloudPlatformからダウンロード可能なIP範囲をCIDRで指定する必要があります。プライベートIPをもつサーバからのダウンロードを有効にするには、「グローバル設定」に移動し、右上の検索窓で「storage.allowed」で検索します。storage.allowed.internal.sitesという項目がヒットするので、右側の操作アイコンをクリックし、値にCIDRを入力します(e.g. 192.168.1.0/24)。複数のCIDRを指定する場合はカンマ区切りで入力します。

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この値を設定した上で、管理サーバにログインして次のコマンドを入力、管理サーバを再起動します。

# service cloudstack-management restart

管理サーバを再起動すると設定値が反映されるため、上記の手順でISOを追加できるようになります。ISOのアップロードのために手軽にHTTPサーバを立てる場合は、PythonのSimpleHTTPServerモジュールを利用すると手軽にその場限りのHTTPサーバを立てることができます。

# ls
ubuntu-12.04.3-server-amd64.iso
# python –m SimpleHTTPServer 80
Serving HTTP on 0.0.0.0 port 80 …

上記のコマンドを実行したマシンのIPアドレスを192.168.1.10とすると、http://192.168.1.10/ubuntu-12.04.3-server-amd64.iso にアクセスすると目的のISOイメージがダウンロードできるようになります。