Citrix XenMobile とは

XenMobile概要とモバイルデバイス管理だけではない進化した機能を紹介

XenMobile

2013年2月国内においてシトリックスが企業向けモバイル管理製品であるXenMobile MDMを発表してから4ヶ月、シトリックスは日本国内で7月11日よりXenMobileの最新版を投入すると発表しました。本記事では、そもそもXenMobileとは何なのか、企業や従業員にとってどのようなメリットがあるのかをご紹介します。

 

※ XenMobileについては、2013年7月10日から東京、大阪、名古屋、福岡で順次開催される「シトリックス4都市キャラバン 加速するモバイルワークスタイル」にて詳しくご紹介しますので、ぜひご来場いただければと思います。

 

エンタープライズ向けMDMとしてのXenMobile MDM

2013年2月、シトリックスが投入した製品がモバイルデバイス管理を行なうXenMobile MDMです。スマートフォンやタブレット端末の普及が加速するにつれ、企業においてワークスタイルの多様化やBYODが急速に浸透しています。高機能化し気軽に持ち歩けるモバイルデバイスは、従来のデスクトップPCに比べて業務上の機密データを自由に持ち運べるため企業にとっては情報漏洩の危険性が増すことになります。そこでスマートフォンやタブレットを管理するためのソリューションがMDM(モバイルデバイス管理)でありCitrix XenMobile MDMがそれを担うのです。

MDMの基本となるのが端末自体とその状態管理機能です。企業は使われているモバイルデバイスを一元的に把握し、紛失のときなどには回線経由で端末をロックするリモートロックやデータを強制的に消去するリモートワイプを適用して情報漏洩を防ぎます。さらに企業のセキュリティポリシーを各端末に配布してパスワードポリシーなどを強制します。

XenMobileは、単なるデバイス管理機能に加えてポリシー適用やアプリケーション配信などのエンタープライズ向けのモバイルデバイス管理機能を提供します。ユーザーが会社支給か個人所有かを問わず自身のデバイスを登録すると、ポリシーとアプリケーションをそのデバイスに設定します。Wifi やロックポリシーの設定、情報漏えいにつながる可能性のある機能の制限や特定のアプリケーション利用の禁止などデバイスに対するポリシーを適用できます。もちろん、デバイスの紛失や盗難、コンプライアンス違反の疑いがある際には即座にデバイスを無効化することができます。モバイルデバイスの構成やプロビジョニング、セキュリティ、監視、使用中止といったライフサイクル全体を管理するXenMobile MDMは、ユーザーにデバイス選択の自由あたえる一方、ITは企業の資産のコンプライアンスを守り、デバイス上のデータを保護できるのです。

 

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次期XenMobileは何が進化するのか?

シトリックスでは、前述したとおりデバイス管理のためのXenMobile MDM Editionを提供していました。そして、7月11日に新たなXenMobile製品ラインナップにXenMobile App EditionおよびXenMobile Enterprise Editionを加えます。XenMobile App Editionでは、モバイルアプリを包括的に管理可能なサービスを提供します。さらにモバイルデバイス管理およびアプリケーション管理、データ管理の包括的な機能を提供するXenMobile Enterprise Editionは、App Edition およびMDM Editionの機能に加えてクラウドベースの企業向けデータソリューションであるCitrix ShareFile(クラウドベースの企業向けデータ共有ソリューション)までご利用いただけます。これによりXenMobileは、単なるモバイルデバイス管理だけでなく、モバイル環境におけるアプリケーションおよびデータを包括的に管理するサービスへと進化します。

 

XenMobile

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次期XenMobileは、モバイルアプリを完全制御

XenMobile App Editionは、モバイルアプリケーション実行環境を安全に制御するMDX テクノロジーを提供します。MDXテクノロジーは、モバイルデバイス上で個人アプリケーションと企業アプリケーションを完全に分離するモバイル アプリ コンテナ技術の総称です。XenMobile で管理された企業アプリケーションは、すべてモバイルコンテナ上で動作します。これにより個人アプリケーションやデータと企業アプリケーションやデータを完全に分離することが可能になるのです。コンテナ上で動作するアプリケーションは、データの暗号化やパスワード認証、ロック保護、無効化、アプリケーション間の連携ポリシー、アプリごとのVPN などを適用可能です。これにより各アプリケーションは、常に安全な状態で実行されます。このようなMDXテクノロジーに基づくアプリをXenMobileの中で、Worxアプリと呼びます。

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ユーザーは単一のアプリケーションストアであるWorx Homeからいつでも必要なアプリケーションを実行可能です。シトリックスでは、企業利用の安全かつシームレスに統合されたE メール、Web ブラウザ、データ共有用のアプリケーションなども提供します。

また、XenMobile App Editionではユーザーがさらに安全で使いやすくするために、ActiveDirectory 連携やシングルサインオンも提供します。

 

Worx HomeとWorxアプリで最高のエクスペリエンスを!

XenMobile App Editionは、モバイルアプリの管理に止まりません。アプリケーションストアおよび企業で頻繁に使われるであろう便利なアプリケーションまでも提供するのです。
ユーザーは単一のアプリケーションストアであるWorx Homeからいつでも必要なアプリケーションを実行可能です。Worx Home にアクセスすると、管理者が用意した利用可能なあらゆるアプリケーションにアクセスできます。
また、VPNや暗号化による安全が確保されたインターネット/ イントラネットのブラウズを提供するWorxWeb、メールやカレンダー、連絡先などを管理するWorxMail、企業ファイルストレージであるShareFileなどのWorx アプリを標準で提供します。

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また、企業が独自のアプリでMDX の機能を利用するWorx アプリの開発は、Worx App SDK を利用します。Worxアプリの開発は非常に簡単です。開発者はコードを1行加えるだけでWorxアプリを作成できます。また、作成したアプリケーションは今まで通りにiTunes Storeなどへ展開することも可能です。これにより企業は簡単に高いセキュリティと統制されたアプリケーションを作成することが可能になります。Citrixでは、ISVに対してこのSDKを使用した企業向けアプリケーションの開発を広く呼びかけ、アプリケーションギャラリーとして公開する予定です。

 

まとめ

今日の従業員は、モバイルデバイスからアプリケーションとデータに安全でシームレスにアクセスすることが求められています。スピード経営と生産性向上、ワークライフバランスの実現をさせるために、外出先や自宅から企業データを表示し、編集し、同期し、共有することができる必要があります。自分が選択したデバイスからモバイルサポートをその場で得られることも必要でしょう。そして企業情報システムは、ユーザーの利便性を損なわずに情報漏洩などのセキュリティや厳格なコンプライアンスを確保する必要があるのです。
Citrix XenMobileは、企業における生命線とも言えるデバイス、アプリケーション、データを包括的に管理および統制が可能な唯一のソリューションなのです。企業モバイル化の実現に検討してみてはいかがでしょうか?