XenDesktop 7を5,000ユーザーに拡張する – 検証テスト~まとめ

Citrix Solutions Lab検証済み ソリューション設計ガイド (第四回)

この記事では、マルチブランチ環境で5,000人の仮想デスクトップユーザーを展開してサポートするためにCitrix Solutions Labで作成した環境について説明します。

前回の記事はこちら

テスト方法

すべての検証テストをCitrix Solutions Labでオンサイトで実行しました。
テストの焦点は、起動、ユーザーログオン、ユーザーログオフ、および定常時の測定値を、仮想デスクトップのライフサイクルのプロセス全体にわたって取得することでした。

テストの測定値は、すべてのテスト対象コンポーネント(ハイパーバイザー、仮想デス
クトップ、ストレージなど)と、ワークロード生成システムのLogin VSIから収集しました(テストラン全体の成功を確認するため)。各テストランが合格と見なされるには、以下に示す成功基準のしきい値の範囲内に収まっている必要があります。一貫性を保つために各テストランを同じ手順で実行しました。

テストの概要

一貫した結果が得られるように、各テストランを次の手順に従って実行しました。

  • 各テストの前にすべてのデスクトップVMとクライアントをクリーンに起動する。
  • 一貫した結果が得られるように、すべてのデスクトップVMとClient Launcherを1時間アイドル状態にしておく。
  • 起動フェーズ:すべてのデスクトップVMを、1時間以内に電源をオンにして登録する。
  • ログオンフェーズ:Login VSIですべてのユーザーセッションを1時間以内に起動してアクティブにする。
  • テストフェーズ:アクティブなセッションごとに少なくとも2つのLogin VSIループを実行する。
  • ログオフ:VSIの完了後、すべてのユーザーがログオフする。
  • テストランレポートとデータを生成する。
  • すべてのデスクトップVMとクライアントをシャットダウンする。

成功基準

さまざまなテストの間にシステムがオーバーロードにならないように、パフォーマンス測定値を使用しました。この5,000ユーザーのマルチブランチテストの主な成功基準は、アクティブなデスクトップセッションの数が5,000に達していること、セッション内ワークロードが最初から最後まで正常に実行されていること、およびオーバーロードになったコンポーネントが展開内に1つもないことです。

テストツール

テストのオーケストレーションとワークロードの生成
この環境で使用した主なテストツールは、VSI Client Launcher、VSI Workload、VSI Console、VSI Analyzerの各アプリケーションからなるLogin VSI 3.7です。

Login VSI 3.7をテストオーケストレーション/ワークロード生成システムとして使用して、XenDesktop 7環境にアクセスしてセッション内で典型的なユーザーワークフローを実行する複数のユーザーのワークロードを作成しました。

すべてのユーザーがログオンした後、各ユーザーがログオフする前に2つのLogin VSIループを実行するシナリオをシミュレートするようにテストを構成しました。各ループの長さは12~15分です。

テストの起動のオーケストレーションと、実行されたすべてのテストランのテスト結果の分析のために、Login VSI ConsoleおよびAnalyzerを使用しました。

パフォーマンスデータの収集
Windowsのパフォーマンスモニターを使用して、各テストラン時にすべての主要システムのデータを収集しました。これにより、テスト時にはほぼリアルタイムでパフォー
マンスを監視でき、テスト完了後には詳細な履歴データを分析できました。システム測定値を含むすべての必要なデータを収集して格納しました。

Citrix Command Centerを使用して、Branch RepeaterアプライアンスとNetScalerアプライアンスのデータを収集しました。

セッション内ワークロードのシミュレーション
Login VSIはLogin VSI B.V.から入手可能な公開ツールで、一般的なユーザーによるセッション内ワークロードをエミュレートします。このテストでは、「ナレッジユーザーの作業」をシミュレートする、事前に定義された「中程度のワークロード」を使用しました。Flashのリダイレクトは有効にしませんでした。

事前に定義されたワークロードを使用してテスト中のユーザーアクティビティをシミュレートし、環境で処理できるアクティブなセッションの最大数を導き出しました。サーバー側デスクトップでワークロードスクリプトを実行しましたが、生成されたトラフィックストリームはほぼ完全にダウンストリームでした。

Login VSIについて詳しくは、Login VSI社のWebサイトを参照してください。

結論

このテストの主な目的は、XenDesktop 7が、複数のFlexCastモデルと、拡張のためのモジュール式ハードウェアアプローチを使用して、マルチブランチ構成で5,000人のユーザーをサポートできることを示すことでした。既に述べたように、ホスト共有デスクトップ、ランダムVDIデスクトップ、および静的VDIデスクトップ(PvD使用)をデータセンターに展開し、これらの組み合わせをリモートサイトに展開しました。定義した成功基準は次のとおりです。

  • 負荷がかかっているときのサーバーの平均CPU使用率が85%を超えない。
  • ストレージがEMC社のガイドラインに従って動作している。
  • 5,000人のユーザーが接続し、テストランを完了して、正しくログオフする。

テストは計画どおりに実行され、成功基準が満たされて、XenDesktop 7が当初の目的を果たすことが示されました。