Macを使って仮想デスクトップを体験してみよう

個人ユーザーの使い勝手を重視した設計思想を持ったMacは、音楽や映像、DTP、デザインなど芸術性の高い分野で多くのユーザーに親しまれてきました。OSが、UNIXベースのMac OS Xに移行して以来、UNIXソフトウェアが数多く移植されるようになり、個人利用だけでなく最近ではビジネスの分野での採用例も増えています。このような背景から、個人所有のPCはMac、会社支給のPCはWindowsというユーザーも多いのではないでしょうか。

しかし、個人所有のPCが、Macであるが故に会社に接続し企業アプリケーションを利用できない状態では生産性が低くならざる終えません。

利用者はビジネスを迅速に遂行するために、いつでも、どこでも、どのようなデバイスでも企業情報システムを利用できる環境が必要であり、その解決手段の一つとして注目されている技術がデスクトップ仮想化なのです。

本記事では、実際に自身のMac環境からデモサイトへ接続してWindows仮想デスクトップを体感するための方法を解説いたします。
デスクトップ仮想化の導入を検討されている企業の皆さまにおいては、実際にご自身のMacクライアント環境から仮想デスクトップを体感いただくことで、よりデスクトップ仮想化がイメージしやすくなると思います。

そのパフォーマンス、操作性など是非自身のMacでお試しください。

Citrix Receiver を理解しましょう!

デモサイトに接続する前に、最低限理解しておくべき事があります。
Citrix Receiverはご存じでしょうか? Citrix Receiverとは、仮想デスクトップ環境へアクセスするための軽量なクライアントソフトウェアで、あらかじめクライアント側にインストールする必要があります。このCitrix Receiverを通じて、Macからサーバー側に用意されたWindowsデスクトップ環境を利用するのです。
このCitrix Receiverは、シトリックス社のWebサイトより無償で提供されていますので任意のデバイス用のCitrix Receiverをダウンロードし使うことになります。

たとえば、iPhoneでアクセスする場合には、 「 Citrix Receiver for iPhone 」 を Androidでアクセスする場合には、 「 Citrix Receiver for Android 」 をセットアップする必要があります。

今回はCitrix Receiver for Macをインストールする方法を後述します。

さあデモサイトにアクセスしよう!

デモサイトは、シトリックス社が提供している「The Citrix DemoCloud」を利用します。

1.自身のMac上でWebブラウザを起動しデモサイト「The Citrix DemoCloud」にアクセスします。


The Citrix DemoCloudデモサイト

デスクトップ仮想化

図1
2. デモ環境にサインアップをします。

図1の画面に[名前(First Name)]、[苗字(Last Name)]、[メールアドレス(Email)]、[確認用メールアドレス(Confirm Email)]の順で入力します。
また、3つのアンケートに答えます。[主にお使いのデスクトップPC(primary desktop device)] [主にお使いのタブレットPC(primary tablet device)] [主にお使いのモバイル (primary mobile device)]をそれぞれ選択します。
最後に[利用規約(terms of use)]をチェックし「Sign up」ボタンをクリックします。

登録が成功すると図2の画面が表示されると同時に登録完了のメールが入力されたアドレスへ送信されます。

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図2

3. Citrix Receiver for Macをインストールします。

図2の画面で[Download Receiver]をクリックします。
シトリックス社のダウンロードサイト(図3)が表示されますので、画面中断にある[Receiver for Mac 11.3]を選択します。Mac版のアプリケーションは、Mac App Storeに用意されていますので、新たに現れた画面で[Mac App Store]をクリックします。

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図3
Mac App Store画面(図4)の左にあります[View in Mac App Store]をクリックします。その後、ダウンロード画面が表示されますので左にある[無料]ボタンを押します。App Storeログイン用の画面が表示されますので自身のApple IDとパスワードを入力すると、自動的にCitrix Receiver for Macのインストールが行われます。

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図4
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図5

4. 次にCitrix Receiverの設定を行います。

メールソフトを起動し、件名が「Citrix DemoCloud Activation Complete」という英語のメールが届いていることを確認します。Mac上でメール本文中央「Auto Configure」をクリックします。
以上で準備は完了です。

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図6
5. Citrix Receiverで利用可能なアプリケーションを確認する。
皆様のMacの画面にはReceiver画面が表示されているはずです。表示されていない場合には、Mac上にあるCitrix Receiverを起動します。[Log on to see the available applications]と右ペインに表示されていますので[Log on]をクリックします。
ドメイン/ユーザー、パスワードを聞かれますのでメール本文に記述された情報を入力します。

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図7
既に皆様がデモ環境で利用可能なアプリケーションが一覧で表示されていることを確認します。

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図8
6. Citrix Receiver画面の下方にある「WWcoDesktop」アイコンをクリックします。
サーバー上にセットアップされたWindowsデスクトップが、McAfeeのウィルス対策ソフトと共に起動されます。

7. それでは、PowerPoint 2010を使ってみましょう。
事前にインストールされているMicrosoft PowerPoint 2010を起動するには、スタートメニューからPowerPointを選択していただいても構いませんし、デスクトップにあるフォルダを開き、あらかじめ存在するファイルを開いても構いません。通常のWindowsの操作をiPad上でそのまま利用可能なことをご確認ください。

また文字入力は、画面中央上をクリックし「キーボード」を選択することにより対応可能です。

8. ログオフは、通常どおりスタートメニューからログオフを選択します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
もし自宅や外出先で急な仕事を頼まれた時、Mac上でWindowsを動作させ、普段と変わらない作業を実現することが可能になります。
これにより社員はモバイル環境で生産性が格段に上昇するだけでなく、企業としても社員の迅速な対応により競争力を維持する事が可能となるのです。もちろん、すべての処理がサーバーで実行されるため情報漏洩などの心配は必要なくなります。

デモ環境にはMicrosoft Office製品やブラウザ、CADソフトなど豊富なソフトウェアが利用可能ですので、ご紹介した以外にもいろいろなことをお試しください。
既にMac上にインストールされたCitrix Receiverを起動することであらゆるアプリケーションをお試しいただければ幸いです。

■参考情報

Citrix Receiver ダウンロードサイト

※※Citrix Receiver for MacはApp Storeからのダウンロードになります