Citrix XenDesktop 7 とは

ビジネスをモバイル化するためのデスクトップ仮想化ソリューション

XenDesktop 7とは?

XenDesktop 7

2013年5月に開催されたシトリックスの年次イベントCitrix Synergy Los Angeles 2013で発表されたXenDesktop 7。”Go Mobile”を合い言葉に同社が続々と投入するモバイルに完全対応した製品の中核をなすのがXenDesktop 7です。
XenDesktop 7は、日本国内でも2013年7月10日より販売を開始します。本記事ではCitrix XenDesktop 7の概要をご紹介します。

3分でわかるXenDesktop 7 ご紹介ビデオ

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全てはモバイルとクラウドの時代のために

XenDesktop 7が発表されたちょうど1年前、シトリックスはモバイルやクラウド時代におけるWindowsを提供するために設計された新しいソリューションである”Project Avalon(アバロン)”を発表したのをご存知でしょうか。Project Avalonは、Windowsアプリケーションとデスクトップを真のクラウドサービスとして、あらゆるデバイスに提供するというシトリックスの製品戦略そのものです。今日、ほとんどの企業は、Windowsを利用してビジネスを遂行しています。しかし、大多数のWindowsアプリケーションやデスクトップは、クラウドやモバイルを考慮して設計されていません。つまり新しいスマートフォンやタブレットといった一般消費者向けデバイスやクラウドサービスとうまく連携していない現状があります。しかし、その一方でビジネスにモバイルを活用する企業は益々増加している現状があります。それらの課題を解決するための製品戦略がProject Avalonであり、その中でXenDesktop 7が登場する事になったのです。

XenDesktop 7は、Windowsアプリケーションとデスクトップを数百万ものモバイルデバイスに最適な配信をシンプルかつ拡張性に優れたアーキテクチャーで提供するべく、旧バージョンに比べて大幅な拡張が行なわれています。それでは具体的に新機能や機能強化されたポイントをご紹介します。

 

モバイル時代のための新機能

Windowsをモバイル化するためにXenDesktop 7では、多くの取り組みが行なわれています。その特筆すべき2つの機能として、快適なモバイル環境を実現するための「HDX Mobile」テクノロジーとモバイルユーザーにシームレスかつ一貫したユーザー体験を提供する「Citrix Store Front 2.0」が挙げられます。

HDX Mobileは、モバイル環境で快適に操作可能な圧縮ストリーミング技術を実装しています。H.264ベースの圧縮アルゴリズムを搭載しています。これにより従来に比べて2倍フレームレートを増加させているにも関わらずネットワーク帯域は1/2に押さえることでパフォーマンスとスケーラビリティを両立可能になります。今回の強化により3G回線であってもフルHD画質の映像を配信出来るようになっています。

また、HDX Mobileはパフォーマンスやスケーラビリティの向上に止まらずにユーザビリティの面でも強化が行なわれています。具体的には、スマートデバイスでのマルチタッチジェスチャーやスワイプ、タッチパッド、ダイレクトカーソルなどモバイルデバイス特有の操作をWindowsのコマンドに変換したり、プルダウンリストや複雑なマウスナビゲーションを容易に行なえるようになります。

Citrix XenDesktop 7

そして、よりモバイルフレンドリーなアプリケーションを開発するためのSDKであるMobile SDK for Windows Appsもあわせて提供されており、容易にWindowsアプリケーションを独自に最適化されたモバイル対応することが可能になっています。

Citrix XenDesktop 7

 

さらに、XenDesktop 7では、モバイルユーザーにシームレスかつ一貫したユーザー体験を提供する「Citrix StoreFront 2.0」を提供します。Citrix StoreFrontとは、さまざまな場所で異なる種類のデバイスを使用するユーザーに対して統一したインターフェースを提供するものです。管理者は、集中型のエンタープライズストアを作成して、さまざまな場所で異なる種類のデバイスを使用するユーザーにデスクトップやアプリケーションなどのリソースを配信できます。ユーザーはデバイス非依存の一貫したインターフェースを利用する事で分かりやすくシームレスなユーザー体験を実現可能です。

Citrix XenDesktop 7

優れた管理性

導入や管理も非常にシンプルになりました。ウィザードなどを改良することで「8回のクリック、20分でインストール」が可能になっただけでなく、従来、複数の管理コンソールが提供されてきたが、設計は「Studio」、監視・サポートは「Director」になり、仮想アプリケーションとデスクトップまでを統合管理できるようになりました。

Citrix XenDesktop 7

StudioおよびDirectorデモンストレーション

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今までパフォーマンス状況を把握/監視するためのツールとしてCitrix EdgeSightを提供していました。Citrix EdgeSightを利用する事によりXenAppでデリバリーされたアプリケーションや、クライアントにインストールされたアプリケーションの可視化が可能になり、エンドユーザーがアクセスしているアプリケーションをリアルタイムで監視、記録し、詳細に分析することで迅速な問題対処を可能にします。XenDesktop 7で提供される新しいEdgeSightは、
さらにリアルタイム分析とサービス可視性を実現するユーザー体験分析を提供しています。そして、それらがDirectorコンソールに搭載されているため速やかに問題を診断し解決することが可能です。ユーザー体験の分析情報をリアルタイムにアドミニストレータに提供する新しいEdgeSight技術により、管理者はシステム全体を通じて傾向情報を分析し、強力なクラウドベースの自動化サポート機能を使って問題発生前に解決することが可能です。

Citrix XenDesktop 7

 

シンプルで統一された配信を実現するFlexCast 2.0

XenDesktop 7では、内部アーキテクチャーの大幅な刷新を行なっています。特筆すべきは新しいFlexCast 2.0テクノロジーの搭載です。デスクトップ仮想化を求めるユーザーは、シンプルで標準化されたデスクトップを必要とするユーザーもいれば、高性能でパーソナライズ可能なデスクトップを必要とするユーザーもいます。シトリックスではユーザーニーズに応じて複数のデスクトップ配信技術を有している特長があります。そして、それらを実現する技術の総称がFlexCastです。

Windows管理者は統合された管理環境により仮想アプリケーションとデスクトップのあらゆる組み合わせを共通コンソールから管理することが可能になるだけでなく、FlexCast 2.0はFlexCast Management Architecture(FMA)を、Citrix XenDesktopおよびCitrix XenAppのすべての配信モデルに拡張することにより、仮想アプリケーションとデスクトップの配信を劇的に簡素化しているのです。

( Flexcast 1.0 )
Citrix XenDesktop 7

( Flexcast 2.0 )
Citrix XenDesktop 7

AppDNAで物理から仮想へのアプリケーション移行を加速

XenDesktop 7では、最上位のPlutinum EditionにおいてAppDNAを標準装備しています。AppDNAは、物理環境から仮想化環境への移行を行う際に課題となる、アプリケーション互換性検証を自動化するソフトウェアです。

これにより移行の可否を信号表示してくれるため手作業による確認に比べて90%近く効率化することが可能になります。このAppDNAにより企業はデスクトップ仮想化をより迅速かつ低コストで実現することが可能になります。

 

Windows Server 2012およびWindows 8のサポート

XenDesktop 7は、Windows Server 2012などのMicrosoftの新プラットフォームやWindows Server 2008、2008 R2など、以前のバージョンにも対応します。これにより企業は、現在サポートされているすべてのMicrosoft Windowsクライアント(Windows 8、Windows 7およびWindows XPなど)の仮想デスクトップを導入可能です。

XenDesktop 7はVDI、Enterprise、Platinumに加え、新たにサーバーの共有デスクトップとサーバーアプリケーションをサポートしたAppエディションが追加されました。1ユーザー/デバイスライセンスでの希望小売価格は1万7100円、1同時接続ライセンス3万5100円から提供されます。

Citrix XenDesktop 7

まとめ

Appleはモバイル端末とデスクトップを統合したエンドユーザーへのアプリケーション及びデータ配信の再構築によって復活したと言っても過言ではないでしょう。そして、今まさにエンタープライズITの世界でもシトリックスがXenDesktop 7でそれを実現しようとしていると言っても過言ではないのではないでしょうか。Windowsアプリケーションとデスクトップを真のクラウドサービスとして、あらゆるデバイスに提供するXenDesktop 7こそが私たちのワークスタイルを満足させるソリューションであることは間違いなさそうです。