最新!XenDesktopで始めるデスクトップ仮想化入門(第5回)

第5回 Citrix Desktop StudioによるXenDesktopの構成

■Citrix Desktop StudioによるXenDesktopの構成

Citrix Desktop Studioを使って、XenDesktopの構成を行ないましょう。
XenDesktopによるVDI環境が利用可能になるまであと一息です!

1)Citrix Desktop Studioが起動したら、項目の中から「デスクトップ展開」をクリックします。

2)「デスクトップ展開」ウィザードが起動して、XenDesktopの構成を行ないます。

3)「サイト」画面では以下の例のように識別しやすい名前を入力してください。

XenDesktop

サイト:技術部
これから作成するXenDesktopサイトを識別するための名前

データベース構成:デフォルトのデータベースを使用する

4)「デフォルトのデータベースを使用する」を選んだ場合、データベースが存在しない場合「データベースを見つけられませんでした」というメッセージが表示されます。「OK」ボタンを押して新しいデータベースを作成します。

XenDesktop

5)「現在のアカウント情報にはデータベースへアクセスして必要な操作を実行するために十分な権限がありません」というメッセージが表示されます。ここでは「はい」ボタンを押してください。

XenDesktop

6)「アカウント情報の入力」画面が表示されます。DDCサーバーのローカル管理者のアカウント情報を入力してください。

XenDesktop

7)「ライセンス」画面でライセンスサーバーとライセンスの選択を行ないます。
まず、「ライセンスサーバー」にライセンスサーバ−の情報を以下のように入力します。

XenDesktop

ライセンスサーバーのIP:ポート番号
ポート番号は特に設定変更していなければ、ポート番号27000が設定されています。

例:172.18.5.21:27000

ライセンスサーバーのIP、ポート番号を入力したら「接続」ボタンを押して接続確認を行ないます。
VDI Edition以上のライセンスが、ライセンスサーバーに登録されていれば、「既存のライセンスから選択する」を使って、XenDesktopに適切なライセンスを割り当てることができます。

Express Editionを使う場合はここでは一旦、「XenDesktop 30日間トライアル」を選択してください。「次へ」ボタンを押して構成を続行します。

8)「コネクション」で仮想化ホストの種類を選びます。

コネクションでは接続先のホストの種類とホストの情報を設定します。

XenDesktop

ホストの種類:XenServer
アドレス:http://XenServerのIP
ユーザー名:root
パスワード:rootに設定したパスワード

コネクション名:XenServerHost1
この接続の識別しやすい名前を設定します。

仮想マシン:手動で仮想マシンを作成する
今回はすでに仮想マシンを作成していますので、「手動」を選択します。

8)「概要」画面で内容を確認して「完了」ボタンを押してください。

9)初期構成が完了していることを確認します。

XenDesktop

◆コラム
XenDesktop Express Editionのライセンスについて
XenDesktopには10接続まで可能な無償版のExpress Editionライセンスがあります。
XenDesktopは組み込みで30日の評価期間がありますが、この期間を超えて使用したい場合、Express Editionライセンスのアクティベートを行なうことによりライセンスファイルを取得することができます。http://support.citrix.com/article/CTX127575以下のページでアクティベートを行ない、Express Editionライセンスを取得してください。http://deliver.citrix.com/go/citrix/activatexdexpress?userId=guest

ダウンロードしたライセンスファイルは有償版のライセンスファイルと同様、ライセンス管理コンソールを使ってライセンスを登録します。ライセンスファイルのアップロード後、さらにDesktop Studioで「製品エディションを変更」を行なう必要があります。
Desktop Studioを起動して、「構成→ライセンス」設定を開き、右サイドバーにある「製品エディションの変更」をクリックします。

XenDesktop

以下の通り、項目を選択します。

XenDesktop

XenDesktopのエディション
●Express Edition

XenDesktopのライセンスモデル
○ユーザー/デバイスライセンス
●同時接続ライセンス

以上で、XenDesktop Express Editionライセンスを利用可能になります。

XenDesktop

■Windows7(仮想デスクトップ環境)をXenDesktop 仮想マシンとして登録

XenDesktopの初期構成が終わったら、次に仮想デスクトップ環境として用意したWindows 7をXenDesktopに登録して管理できるようにしましょう。XenDesktop 仮想マシンとして登録することで、Web InterfaceなどからVDI環境にアクセスできるようになります。

・マシンの作成

Desktop Studioを起動したら、XenDesktopに仮想マシンを登録しましょう。
今回はすでにインストールして、エージェント(VDA)をインストール済みのWindows7を登録します。
次の手順に従って作業を行ないましょう。

1)Desktop Studioの初期構成画面のマシン作成の項目の「構成」ボタンをクリックします。

XenDesktop

2)「カタログ作成」ウィザードが表示されたら、マシンの種類「既存」を選択する。

XenDesktop

3)「仮想マシンのインポート」では、「VMを追加」ボタンをクリックして、「VDI用としたいVM」を選択する。
「VMの選択」ウインドウにはホスト上に存在する全てのVMが表示されるので、誤ったVMを選択することのないように気をつけること。

XenDesktop

XenDesktop

4)「カタログの作成」ウィンドウに戻り、選択したVMが登録されていることを確認する。次に「コンピューターアカウント」を設定する。選択したVMがActive Directoryにアクセスするためのアカウントを設定する。

XenDesktop

XenDesktop

ここでは以下のように設定する。

XENDESKTOP¥win7vdi

5)「カタログの作成」ウィンドウに戻り、ADへ接続アカウントが登録されていることを確認する。次に「ユーザー名」を設定する。このVMにアクセスを許可するユーザーを設定する。ここでは以下のように設定する。

XenDesktop

XenDesktop

XENDESKTOP¥user

XenDesktop

6)「管理者」の設定などを行なう。

XenDesktop

7)「概要」でこのVDIグループ(カタログ)に対して識別できる「カタログ名」を入力する

8)「マシン作成」が完了していることを確認する。

XenDesktop

・マシンへのユーザー割り当て

最後に「ユーザー割り当て」を実行します。次の手順に従って作業を行ないましょう。

1)Desktop Studioの初期構成画面のユーザー割り当ての項目の「構成」ボタンをクリックします。

XenDesktop

2)「デスクトップグループの作成」で割り当て用のマシンを選択します。

XenDesktop

3)「ユーザー割り当て」で前の手順で設定した仮想マシン、ユーザーにチェックマークをつけて選択します。

4)「委任先」はそのままの設定で、「次へ」ボタンをクリックします。

5)「概要」でこれまでの設定を確認して、表示名、デスクトップグループ名を設定します。

6)登録後、Desktop Studioで仮想デスクトップのステータスを確認します。「非登録」が0になっていることを確認します。

XenDesktop

以上でXenDesktopへのWindows7(仮想デスクトップ環境)の登録は終了です。次の手順では早速VDIへWeb Intetrfaceで接続して、XenDesktopを触ってみましょう。

◆コラム
仮想デスクトップが非登録からステータスが変わらない場合
仮想デスクトップをDesktop Studioで登録したのにもかかわらず、「非登録」状態のままステータスが変化しない場合は、DDCサーバーと仮想デスクトップ環境を再起動した後、Web Interfaceから仮想デスクトップに接続してみてください。これでうまくいくと思います。

■Web Interfaceでアクセス

仮想デスクトップの登録を行ないましたので、クライアントマシンのブラウザでWeb InterfaceにアクセスしてVDI環境を使ってみましょう。ウェブブラウザで以下のサイトを開いてください。

http://ddc.xendesktop.example.com

初めてXenDesktopにアクセスした場合は、「Citrix Receiver」をクライアントにインストールする必要があります。

XenDesktop

リンク遷移先の「Client Center」をクリックして、該当するOS向けの「Citrix Receiver」をダウンロードしてインストールしてください。

XenDesktop

「Citrix Receiver」をインストール後、再度Web Interfaceにアクセスします。
情報バー「このWeb サイトは、’Citrix Systems, Inc.’からの’Citrix Systems, Inc’アドオンを実行しようとしています。」が表示されますので、「許可」ボタンを押してください。「Citrix Receiver」プラグインが読み込まれて、VDIにブラウザからアクセスできるようになります。

XenDesktop

正しいユーザー名、パスワード、ドメイン名を入力してください。このガイドでは”user”というユーザーでxendesktop.example.com上に構築したVDIにアクセスする環境を構築しましたので、以下のように入力します。

XenDesktop

ユーザー名:user
パスワード:ユーザーのパスワード
ドメイン:xendesktop.example.com

もしくは、Windows ServerのADドメイン環境にアクセスするように認証情報を入力してもかまいません。

ユーザー名:XENDESKTOP¥user
パスワード:ユーザーのパスワード
ドメイン:

正しく認証できると、一つの仮想デスクトップ環境「My Virtual Desktop」が表示されるはずです。
My Virtual Desktopをクリックして仮想デスクトップ環境に接続してください。

XenDesktop

IE8では情報バー「ddc.xendesktop.example.comからlaunch.icaを開くか、または保存しますか?」と表示されることがあります。この場合は「ファイルを開く」ボタンをクリックしてください。

XenDesktop

以上で仮想デスクトップ環境に接続できました。

XenDesktop

初期設定では仮想デスクトップの表示は「シームレス」に設定されています。このため、表示されている仮想デスクトップウィンドウが小さいと感じた場合はウインドウサイズを変更してみてください。デスクトップサイズを大きくできます。