最新!XenDesktopで始めるデスクトップ仮想化入門(第2回)

第2回 XenServer/XenCenterのインストールと設定

XenServerのインストール

Citrix XenDesktopのコンポーネントをダウンロードして、XenServerのディスクを作成したら、
サーバーにXenServerをインストールします。XenServerをインストールするサーバーは以下の条件に合ったものを用意してください。

64bit対応のハードウェア
仮想化支援機能(AMD-V/Intel VT-x)が利用できる
メモリを16GB以上搭載している

以降はこのXenServer上に、Active Directory環境、XenDesktop環境やXenApp環境を構築します。
それでは早速、XenServerをインストールしてみましょう。

1. XenServerのインストールディスクを入れて、ブートします。

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2.「Citrix XenServer」起動画面が表示されたらEnterキーを入力します。

3.「キーマップの選択」画面では、お使いのキーボードの種類を選択します。

4.「Welcome to XenServer Setup」という画面が表示されます。

セットアップを実行するには[OK]をクリックします。
ドライバをあらかじめ読込む場合は[F9]キーをクリックします。
データのバックアップをする必要がある場合は[Reboot]を押して、バックアップ後再度セットアップを実行してください。

5. 「ライセンス」ではライセンスを確認の上、同意する場合は[Accept EULA]をクリックします。

6. インストールできるストレージが複数ある場合は「ディスクの選択」画面が表示されます。XenServerをインストールするストレージを選択します。

7. 「Virtual Machine Storage」選択画面が表示されます。仮想マシンを置くストレージを選びます。

また、今回はXenDesktopを構築しますので、「Enable thin Provisioning(Optimized storage for XenDesktop)」にチェックマークをつけて[OK]をクリックします。
※XenDesktop本体と仮想マシンを配置するストレージは分けることをおすすめします。

8. インストールに使うソースの選択」では、”Local media”を選択して[OK]をクリックします。

9. 「Supplemental Packs」は今回は必要ないため、ここでは[No]をクリックします。

10. メディアのチェックは必要に応じて実行してください。ここでは{Skip verification}を選択して[OK]をクリックします。

11. XenCenterでログインする際に使う管理者パスワードを設定します。入力したら[OK]をクリックします。

12. 「Networking」ではネットワークの設定を行います。固定IPを設定して[OK]をクリックします。

13. 「Hostname and DNS Configuration」では、ホスト名とDNSサーバーを指定して[OK]をクリックします。

14. 「タイムゾーンの選択」では{Asia}を選択して[OK]をクリックします。

15. 次の画面では{Tokyo}を選択して[OK]をクリックします。

16. 「System Time」ではNTPを使うか、手動で時刻を設定するか選択します。ここでは{Using NTP}を選び、時刻を自動修正するように設定します。

17. {Using NTP}を選択した場合、「NTP 設定」画面が表示されます。NTPサーバーを指定して[OK]をクリックします。

16. すべての初期設定が終了すると「Confirm Installation」画面が表示されます。[Install XenServer]をクリックするとXenServerのインストールが始まり、すべてのディスクデータが上書きされます。インストールを続行する場合は[Install XenServer]をクリックします。

17. インストール中。インストールは数分で終了します。

18. 「Installation Comlete」が表示されたらインストールは終了です。DVDメディアを取り出して[OK]を押すと再起動します。

19. Citrix XenSever起動中は以下のような画面が表示されます。

20. Citrix XenSeverが起動したらIPの設定などを確認してください。

以上でXenServerのインストールは完了です。

XenCenterのインストール

XenServerのインストールが終了したら、次にIPを設定してXenCenterをインストールしましょう。XenCenterはXenServerを管理するツールで、仮想マシンの実行や停止、パフォーマンスの確認、XenConvertを使ってP2V(Physical to Virtual)した仮想マシンのコンバート等が出来ます。

・IPの設定
XenCenterをインストールする前に、XenCenterをインストールするクライアントのIP等を正しく設定しましょう。以下の手順に従い、設定します。

ネットワークに接続しているEthernetアダプタを選択し、[右クリック – プロパティ]をクリックします。
「ローカル接続のプロパティ」画面で{インターネットプロトコル バージョン4(TCP/IPv4)}を選択し、ダブルクリックします。
「インターネットプロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」画面でIP等設定します。

IP: 172.18.5.50
サブネットマスク: 255.255.0.0
デフォルトゲートウェイ: 172.18.5.1
DNS: 172.18.5.1

・XenCenterのダウンロード

XenServerの管理はXenCenterを使って行ないます。
ブラウザでXenServerのIPアドレスにアクセスすると、XenCenter installerをダウンロードできます。

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・インストーラの実行

ダウンロードしておいたXenCenterのインストーラを実行します。

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なお、XenCenterを実行するWindowsにあらかじめ.Net Framework 3.5 SP1以降のバージョンが導入されている必要がある点にご注意ください。
.Net Framework 3.5 SP1以降のバージョンががインストールされていない場合、XenCenterのインストールを完了できません。

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1. 「Destination Folder」画面でインストール先を指定します。{Install for:}をAll Usersに設定します。

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2. 「Ready to install Citrix XenCenter」画面で[Install]をクリックするとインストール開始します。

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3. 「Completed the Citrix XenCenter Setup Wizard」と表示されましたら[Finish]をクリックしてウィザードを終了してください。

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・管理サーバーの追加と設定

XenCenterをインストールしたらXenCenterを起動して、XenServerを追加します。
XenServerに仮想マシンを追加、削除したり構成や設定の変更をXenCenterからできるようになります。

以下の手順に従って操作してください。

XenCenterを起動します。
XenCenter右ペインにある[ADD a server]をクリックします。
「Add New Server」画面が表示されますので、サーバーのIP、設定したログイン情報を入力して[Add]をクリックします。

設定例)
Server: 172.18.5.10

User name: root
Password: インストール時設定した管理パスワード

この手順により、XenCenterに管理サーバーが追加されます。

・仮想マシンの追加
XenCenterにXenServerを登録できたら、次に仮想マシンを作成しましょう。ここではActive Directoryサーバーを例に、XenCenterを使った仮想マシンの作成手順をご説明します。

1. XenCenterで管理サーバーを選択して[New VM]をクリックします。

2. 新規仮想マシン作成ウィザードが開始されます

3. 「Template」では、これからインストールする仮想マシンにあったテンプレートを選択します。この手順ではWindows Server 2008 R2上で動くActive Directory環境をまず作成しますので、{Windows Server 2008 R2(64-bit)}を選択して[Next]をクリックします。

4. 「Name」ではこのVMにつける名称と、このVMの詳細情報を入力します。

5. 「Installation Media」ではインストール手段を選択します。

・Install from DVD drive: DVD/CDメディアを使ってOSをインストールする場合
・Boot from network : ネットワークブートしてOSをインストールする場合

6. 「Home Server」ではデフォルト設定のまま、[Next]をクリックします。

7. 「CPU & Memory」では割り当てる仮想CPU数とメモリを設定します。

8. 「Storage」では割り当てるディスク容量を設定します。デフォルトでは選択したテンプレートによって設定されているディスク容量が割り当てられています。[Properties]をクリックします。

9. 「Edit Disk」画面が表示されますので、{Size:}で適切なディスク容量を指定します。 Provisioning Servicesサーバー、Active Directoryサーバーは出来るだけ多くの容量を割り当ててください。その他のサーバーは24 – 32GB程度あれば良いと思います。

10. 「Networking」では仮想ネットワークインターフェイスを指定して[Next]をクリックします。

11. 設定した項目を確認して[Finish]をクリックしてウィザードを終了してください。

12. 作成したVMを起動すると、通常のWindows Serverインストール画面になりますので、通常通りインストールしてください。

13. OSをインストール後、XenCenterのメニューから「VM→Install XenServer Tools」を実行して、仮想マシンにXenServer Toolsを導入します。なお、XenServer Toolsを導入する場合はあらかじめVMに「.Net Framework 3.5.1」がインストールされている必要があります。
Windows Server 2008 R2の場合は、「サーバーマネージャ→機能」から追加できます。

以降は必要VM分、この操作の繰り返しを行います。