XenDesktop/XenAppで始めるデスクトップ仮想化入門(第5回)

第5回 Provisioning Servicesサーバーの構築

今回はXenDesktopの管理を効率化する便利なProvisioning Servicesについてご紹介します。Provisioning Servicesは、pvsと名前をつけたサーバー(以降「PVSサーバー」と記載)にインストールします。

Provisioning Servicesの構築

XenDesktop環境にProvisioning Servicesを導入する事で、単一のシステムイメージを複数の仮想マシンに配信することを実現し、各仮想マシンは配信されたシステムイメージを使って、OSやアプリケーションをローカル端末上で起動出来るようになります。

なお、Provisioning Servicesのインストールの前に、SQL Serverがインストールされていない環境ではSQL Server 2005 Express Edition以降のバージョンをあらかじめインストールしておく必要があります。
SQL Server 2005 Express EditionのインストーラはProvisioning Servicesのディスクイメージに含まれますので、こちらを利用してインストールしておきましょう。

また、Provisioning Servicesを利用するには、DHCPサーバーの導入が必要になります。Provisioning Servicesインストール前にあらかじめ導入しておいてください。
なお、DHCPサーバー導入後、仮想デスクトップ環境を固定IPではなく、DHCPでIPを取得するように、あらかじめ設定変更しておいてください。

[Tips]
Windows Server 2003の既定の設定では自動マウントは無効に設定されているため、vDiskを作成する際、Provisioning Servicesを導入する「PVSサーバー」でマウントしたボリュームを自動的に認識させるためにdiskpartコマンドを使い、設定変更をしておく事をおすすめします。

C:> diskpart
DISKPART> automount
新しいボリュームの自動マウントが無効です。

automount enableを実行して、自動マウントを有効化します。

DISKPART> automount enable
新しいボリュームの自動マウントが有効です。

PVSサーバーにProvisioning Servicesをインストール

まず、PVSサーバーにProvisioning Servicesをインストールします。
Provisioning Servicesのディスクイメージをセットするとセットアップが開始されます。ウィザードに従ってインストールを行います。

Provisioning Services Installation Wizardの実行

  1. 「Provisioning Services」のインストーラが起動したら[サーバーのインストール]をクリックします。デスクトップ仮想化 Provisioning Services Installation Wizardの実行
  2. 次の画面でも[サーバーのインストール]をクリックします。
  3. .Net Frameworkがインストールされていない場合は、インストールを促すメッセージが表示されます。[インストール]をクリックしてインストールしてください。すでに.Net Frameworkがインストールされている場合はこの手順は自動的にスキップされます。
  4. 「インストールウィザードの開始ページ」が表示されます。[次へ]をクリックしてインストールを開始します。
  5. 「ライセンス」画面では{ライセンス契約書に同意します}を選択して、[次へ]をクリックします。
  6. 「ユーザー情報」画面ではユーザー名と所属を入力して[次へ]をクリックします。
  7. 「インストール先のフォルダ」画面ではインストール先を指定して[次へ]をクリックします。
  8. 「セットアップの種類」では{すべて}を選んで、[次へ]をクリックします。
    9)「プログラムをインストールする準備ができました」画面が表示されたら[インストール]をクリックして、インストールを開始します。
  9. 「インストールウィザードの完了」と表示されたらインストール完了です。引き続き、「Provisioning Services 構成ウィザード」による設定に移ります。

Provisioning Services 構成ウィザードの実行

  1. 「Provisioning Services 構成ウィザードの実行」が表示されたら[次へ]をクリックします。デスクトップ仮想化 Provisioning Services 構成ウィザードの実行
  2. 「DHCP サービス」「PXE サービス」ではともに以下の項目を選択して[次へ]をクリックします。ほかのコンピューターで実行するサービス
  3. 「ファームの構成」画面では[ファームを作成する]を選択して[次へ]をクリックします。
  4. 「データベースサーバー」画面の{サーバー名}はPVSと入力して、[Browse]をクリックします。
  5. 「SQL Servers」でインスタンスを選択して、[OK]をクリックします。
  6. 「新規ファーム」画面の{ファーム管理グループ}で[example.com/Users/Domain Admins]を設定して[次へ]をクリックします。
  7. 「ライセンスサーバー」画面では、ライセンスサーバーを動かしているサーバーを指定します。このガイドに従ってインストールした場合はDDCサーバーでライセンスサーバーを動かしているため、以下のように設定して[次へ]をクリックします。  name: ddc
    port: 27000
  8. 「ユーザーアカウント」の画面では、{指定ユーザーアカウント}を選択して、以下のように設定して[次へ]をクリックします。  User name: Administrator
    Domain: example.com
    Password: (ドメインのパスワード)
    「このアカウント情報でデータベースを構成する」を選択
  9. 「ストリーム配信サービス」はデフォルト設定のまま、[次へ]をクリックします。
  10. 「TFTP オプションとブートストラップの場所」では、{Provisioning Services TFTP serviceを使用する}をクリックして[次へ]をクリックします。
  11. 「ストリーム配信サーバー起動一覧」はデフォルト設定のまま、[次へ]をクリックします。
  12. 「完了」という画面が表示されたら、今まで設定した内容を確認の上、[完了]をクリックします。
  13. ネットワークサービスを停止した後、サービスの設定を変更してネットワークサービスが再起動されます。[完了]をクリックして設定完了です。

Provisioning Services コンソールを使ったvDiskの作成

ここまで駆け足でProvisioning Servicesのインストールを行いました。
次にPXEブートをする際に利用するためにvDiskを作成する手順を説明します。後の手順で、作成したvDiskにXen Convertをつかってシステムイメージを転送してPXEイメージを作成していきます。

  1. [スタート – すべてのプログラム – Citrix Provisioning Services – Provisioning Services コンソール]をクリックして、管理コンソールを起動します。デスクトップ仮想化 Provisioning Services コンソールを使ったvDiskの作成
  2. 左ペインの項目にある{Provisioning Services コンソール}を[右クリ ック – ファームへの接続]を選択します。
  3. 「ファームへの接続」画面が表示されます。{サーバー情報} の{名前}に「PVS」と入力して[接続]をクリックします。
  4. ファームへの接続が成功すると、コンソールの左ペインに{ファーム(PVS)}が表示されます。
  5. {ファーム(PVS)}を展開すると参照できる、{ストア}を[右クリック – ストアの作成]を選択します。
  6. 「ストアのプロパティ」が表示されるので、各種設定を行います。  [全般]タブ
    名前:XenDesktop
    このストアを保有するサイト:サイト[パス]タブ
    デフォルトストアのパス:pvsvdisk
    デフォルトの書き込みキャッシュパス: pvsvdisk[サーバー]タブ
    {このストアを提供するサーバー}の項目に表示されている{PVS}にチェックを入れる。
  7. すべて設定したら[OK]をクリックして設定を閉じます。
  8. 「Provisioning Services コンソール」の左ペインの項目にある{ストア}を展開すると、{XenDesktop}というストアが作成されています。{XenDesktop}を[右クリック – vDiskの作成]を選択します。
  9. 「vDiskの作成」画面が表示されます。以下のように設定して[vDiskの作成]をクリックします。  vDiskを含むサイト:サイト
    vDiskを配置するストア: XenDesktop
    vDiskの作成に使用するサーバー: PVS
    ファイル名: Windows7
    説明:
    サイズ (MB): 24000
    VHD 形式: 動的(Dynamic)
  10. 「Provisioning Services コンソール」の左ペインの項目にある[ストア – XenDesktop]を選択すると、右ペインに先ほど作成したvDiskが表示されます。作成したvDisk(Windows7)を[右クリック – vDiskをマウント]を選択します。
  11. マウントを実行するとマイコンピュータにディスクが追加されていると思います。このディスクを[右クリック – フォーマット]を実行し、以下の設定でフォーマットします。  ファイルシステム: NTFS
    アロケーションユニットサイズ: 標準のアロケーションサイズ
    ボリュームラベル: pvs-disk
    フォーマットオプション: クイックフォーマット
  12. 「マイコンピュータ」を開き、Eドライブ(pvs-disk)が認識されている事を確認します。このディスクが先ほど作成した仮想ディスクです。念のため、書き込みが出来るか確認してください。
  13. 「Provisioning Services コンソール」に戻り、一旦vDisk(Windows7)を[右クリック – vDisk Windows7のマウント解除]を選択します。
  14. Eドライブのマウントを解除したため、「マイコンピュータ」にEドライブ(pvs-disk)が表示されなくなった事を確認します。

PVSサーバーでの設定は一旦終了です。

仮想デスクトップにターゲットデバイスをインストール

次に、仮想デスクトップ環境に対して、ターゲットデバイスのインストールを行います。

  1. 「Provisioning Services」のインストーラが起動したら[ターゲットデバイスのインストール]をクリックします。デスクトップ仮想化 ターゲットデバイスのインストール
  2. [ターゲットデバイスのインストール]をクリックします。
  3. 「XenConvert」のインストールを要求されます。そのまま[インストール]をクリックしてください。
  4. 「Provisioning Services ターゲットデバイス」のインストールウィザードが表示されますので[次へ]をクリックします。
  5. 「ライセンス」画面では{ライセンス契約書に同意します}を選択して、[次へ]をクリックします。
  6. 「ユーザー情報」画面ではユーザー名と企業名を入力して[次へ]をクリックします。
  7. 「インストール先のフォルダ」画面ではインストール先を指定して[次へ]をクリックします。
  8. 「プログラムをインストールする準備ができました」が表示されたら[インストール]をクリックしてインストールを開始します。
  9. 「インストールウィザードの完了」と表示されたらターゲットデバイスのインストールは終了です。
  10. [完了]を押した後、再起動を促すメッセージが表示されますが、ここでは再起動せずにシャットダウンします。

仮想デスクトップでの設定は一旦終了です。

XenCenterで仮想デスクトップの起動順序の変更

仮想デスクトップとして利用している仮想マシンの起動順序を変更します。

  1. XenCenterを起動して仮想デスクトップ用の仮想マシンを[右クリック – プロパティ]をクリックします。
  2. 「Startup Option」を開き、[Move Up]ボタンをクリックして、[Network]を起動順序の一番上に設定 し、[OK]をクリックします。

PVSサーバーに導入したProvisioning Services コンソールでデバイスの作成

Provisioning Services コンソールでイメージの作成

  1. 「Provisioning Services コンソール」を開き、[デバイスコレクション – コレクション]を[右クリック – デバイスの作成]を選択します。デスクトップ仮想化 Provisioning Services コンソールでイメージの作成
  2. 「デバイスの作成」ウィンドウが表示されます。以下のように設定して[OK]をクリックします。  名前: Master-Win7
    MAC: (仮想デスクトップのMACアドレス。XenCenterで確認しておく)
  3. 「Provisioning Services コンソール」を開き、[デバイスコレクション – コレクション]を選択すると右ペインに今作成した{Master-Win7}が表示されます。{Master-Win7}をダブルクリックします。
  4. 「Target Device Properties」が表示されます。以下のように設定して[OK]をクリックします。  [全般]タブ
    起動元: ハードディスク[vDisk]タブ
  5. {このデバイスのvDisk}項目の[追加]をクリックします。
  6. {割り当てるvDiskの選択}で表示されたvDiskを選択して[OK]をクリックします。

PVSサーバーでの設定は一旦終了です。
次にPXEブートできる環境の準備が整ったか確認します。

仮想デスクトップにログインしてアイコンを確認

・XenCenterで仮想デスクトップにログインして、通知領域内の{仮想ディスク}アイコンにX印がついていないことを確認します。

デスクトップ仮想化

ログインしてアイコンの確認

PVSサーバーに導入したProvisioning Services コンソールで状態の確認

Provisioning Services コンソールで作成したデバイスが正しく認識されているか、以下の手順で状態を確認します。

  1. [サイト-サーバー]の{PVS}サーバーの接続にチェックマークが入っており、接続が1になっている事を確認します。
  2. [デバイスコレクション-コレクション]の{Master-Win7}にチェックマークが入っており、IPアドレスがとれている事を確認します。

IPアドレスがとれていない、PXEブートできていない場合は以下の点を確認してください。

  1. 仮想デスクトップはDHCPでIPを取っているか(固定アドレスだとリンクできません)
  2. PVSサーバーで作成したvDiskはアンマウントしているか
  3. 作成したターゲットデバイスに設定したMACアドレスは正しく設定されているか

仮想デスクトップを複数の仮想マシンに配信する準備をする

PXEブートできる環境の準備が整ったら、次にOSイメージを共有ディスク内に展開します。
仮想マシンをディスクレスクライアントに変更し、ブート時にOSイメージをPXEブートするよう設定します。

XenConvertの実行

  1. [スタート – すべてのプログラム – Citrix-XenConvert – XenConvert2.0]を起動します。
  2. 「Citrix XenConvertへようこそ」と表示されたら変換元が「このマシン」、変換先が「Provisioning Services vDisk」になっている事を確認して、[次へ]をクリックします。デスクトップ仮想化 XenConvertの実行
  3. 「変換するボリューム」画面では対象の仮想マシンのディスク領域がvDiskのディスク領域よりも小さい事を確認して、[次へ]をクリックします。
  4. {状態}が「開始準備完了」になったら、[変換]をクリックしてVDI環境をvDiskに変換する処理が開始します。
    処理が終了するまでしばらく待ちます。
  5. 「vDiskの内容がすべて消去される」という警告画面が表示されます。「XenConvert」の処理を継続するには[はい]をクリックします。
  6. 処理完了後、[完了]をクリックします。

仮想デスクトップでの設定は終了です。

PVSサーバーに導入したProvisioning Server ConsoleでStandardイメージへ変更

 

  1. [XenDesktopストア – vDisk]を[右クリック – プロパティ]を選択します。デスクトップ仮想化 Provisioning Server ConsoleでStandardイメージへ変更
  2. 「vDisk プロパティ」の[全般]タブにある[プロパティの編集]をクリックします。
  3. [モード]タブをクリックして{アクセスモード}を「標準イメージ(複数デバイス、書き込みキャッシュ有効)」に変更します。
  4. [オプション]タブをクリックして{Active Directory コンピューターアカウントのパスワード管理}のチェックボックスをオンにして[OK]をクリックします。

PVSサーバーでの設定は一旦終了です。

XenCenterでディスクレス仮想クライアントの作成

次にディスクレス仮想クライアントを作成します。
このクライアントイメージでPVSサーバー上にあるイメージに接続してWindows 7をPXEブートします。

  1. XenCenterで新規VMを作成します。
  2. 「Template」画面では、{Windows 7}を選んで、[Next]をクリックします。
  3. 「Name」画面では、仮想マシンの名前と詳細情報を入力します。
  4. 「Installation Media」画面では、物理ドライブを選択して[Next]をクリックします。
  5. 「Home Server」画面ではそのまま[Next]をクリックします。
  6. 「CPU&Memory」画面ではゲストを割り当てるvCPU数とメモリ量を設定します。メモリ1024MBと設定して[Next]をクリックします。
  7. 「Strage」画面では割り当てるディスク量を設定し、[Next]をクリックします。
  8. 「Networking」画面ではvNICの設定を行います。ここではそのまま[Next]をクリックします。
  9. 「Finish」画面の{Start the VM automatically}のチェックを外して[Finish]をクリックします。
  10. 作成したVMを[右クリック – プロパティ]をクリックします。
  11. 「プロパティ – 起動オプション」を選択して、起動順序をネットワークが一番上に来るように[上へ移動]ボタンで操作して[OK]をクリックします。
  12. 「プロパティ – ストレージ」を選択して、ディスクを選択した上で[右クリック – Delete]をクリックします。
  13. 「システムディスクの削除」の確認画面が表示されます。[はい]をクリックします。
  14. 「プロパティ」を閉じて、VMを[右クリック – テンプレートへの変換]を選択します。
  15. 「Are you sure you want to convert VM ‘Windows 7’ to a template(1) This cannot be undone.」と表示されます。
    [Convert]をクリックしてテンプレートに変換します。

XenCenterでの設定は一旦終了です。

PVSサーバーでXenDesktop Setup Wizardを利用した仮想イメージの作成

ディスクレス仮想クライアントの作成をテンプレートとした仮想デスクトップイメージを作成します。
作成にはXenDesktop Setup Wizardを利用します。

XenDesktop Setup Wizardのインストール

  1. PVSサーバーで Desktop Delivery Controllerのディスクを開きます。
  2. XenDesktop Setup Toolフォルダ内にあるXenDesktopSetupWizard.msiを起動します。・x86版Windows Serverの場合
    w2k3jaXenDesktop Setup ToolXenDesktopSetupWizard.msi
    ・x64版Windows Serverの場合
    w2k3jaXenDesktop Setup ToolXenDesktopSetupWizard_64.msi
  3. 「ライセンス」画面では{I accept the terms in the license agreement}を選択して、[Next]をクリックします。
  4. 「Destination Folder」画面ではインストール先を指定して[Next]をクリックします。
  5. 「Ready to Install the Program」が表示されたら[Install]をクリックしてインストールを開始します。
  6. 「Installation Wizard Completed the Citrix XenDesktop Wizard Installer」と表示されたら[Finish]をクリックしてインストールは終了です。

XenDesktop Setup Wizardの実行

  1. [スタート – Citrix – Administration Tools – XenDesktop Setup Wizard]を選択して起動し、[Next] をクリックします。
  2. 「Desktop Farm」画面では、XDFarmが表示されている事を確認して[Next]をクリックします。
  3. 「Hosting Infrastructure」画面では、[Citrix Xen VM インフラストラクチャ(XenDesktopを含む)]を選択して、Address欄にhttp://(XenServerのIPアドレス)と入力します。
  4. [Next]をクリックするとユーザー名、パスワードを聞かれるので、XenCenterでサーバーに接続する際に利用するログイン名、パスワードを入力します。
  5. 「Virtual Machine Template」画面で作成した{ディスクレス仮想クライアント}テンプレートを選択して[Next]をクリックします。
  6. 「VirtualDisk」画面では作成したvDiskを選択して[Next]をクリックします。
  7. 「Virtual Desktops」画面では仮想デスクトップに対してナンバリングと名前などを設定して[Next]をクリックします。Number of desktops: 5
    Common Name: SalesDesktop
    Start from: 1
  8. 「Organizational Unit Location」画面ではデフォルト設定のまま[Next]をクリックします。
  9. 「Desktop Group」画面では、{Create new desktop groups} を選択し、「SalesDesktop」 と入力後、[Next]をクリックします。
  10. 今まで設定を行った内容を確認して、問題なければ[Next]をクリックしてください。
  11. 最後に[Finish]を押して、ウィザードを終了します。DDC、PVS、XenCenterで仮想デスクトップが作成されたことを確認します。

以上でPVSサーバーでの設定は終了です。

動作確認

ガイドに従いインストールしたのであれば、以下のURLを入力することでXenDesktopのVDI環境にアクセスできるはずです。

URL: http://ddc.example.com/Citrix/DesktopWeb/
ユーザー名: user1
パスワード: ADのユーザー追加時に設定したパスワード
ドメイン: example.com

ログインしたら公開したデスクトップをクリックしてログインしてみましょう。

デスクトップ仮想化

公開したデスクトップにログイン

PVSサーバー構築前と同様、仮想デスクトップ環境にログインし、操作可能になったはずです。

今回まででXenDesktopとXenAppの構築が終わりました。うまく動作しているでしょうか?
次回は構築したXenDesktopとXenAppのパフォーマンスチューニングについてご紹介しようと思います。

【注意】
仮想マシンが複数のNICを認識していてその中の一つがリンクアップしていない場合、プロビジョニングした仮想マシンのPXEブートに失敗してしまいます。
この場合、正常にPXEブートさせるにはMACアドレスの設定を修正する必要があります。

  1. 作成したPXEブート型の仮想マシンをXenCenterから起動します。
    エラーメッセージにある通りデバイスが見つからないため、OSが起動しません。デスクトップ仮想化 仮想マシンのPXEブートに失敗上記のようにDHCPでアドレスを取得できた方のMACアドレスを控えておきます。
  2. Provisioning Servicesコンソールを起動して、対応するデバイスを[右クリック-プロパティ]をクリックします。
  3. 控えておいたMACアドレスとターゲットデバイスに設定されているMACアドレスを比較して、正しくない場合は書き換えて[OK]をクリックします。
  4. XenCenterに戻り、仮想マシンを再起動します。
  5. Provisioning Servicesコンソールに戻って、MACアドレスの設定変更したターゲットデバイスにチェックマークがついている(=正常動作している)ことを確認します。