Citrix VDI-in-a-Box登場!!

1時間でセットアップが完了!とにかく低価格な中堅、中小企業向けデスクトップ仮想化ソリューション

デスクトップ仮想化でリーダーのシトリックス社が、いよいよ中堅、中小企業向けにデスクトップ仮想化製品を日本国内で提供を開始しました。

旧来、シトリックス社は、主に大企業 向けにデスクトップ仮想化製品であるXenDesktopを提供していました。デスクトップ仮想化ニーズはあるものの中堅、中小企業においてはコスト面などの障壁があり、あまり導入されていなかった事実があります。
そのような状況のなかで、シトリックス社は、いよいよ中堅、中小企業に特化したデスクトップ仮想化製品 “VDI-in-a-Box”(ヴィディーアイ・イン・ア・ボックス)を2012年4月に国内でを開始しました。今回は、VDI-in-a-Boxの概要に関してご紹介します。

デスクトップ仮想化

わずか1時間でセットアップが完了

2011年5月、シトリックス社は中小企業向けにデスクトップ仮想化製品をオールインワン・パッケージで提供していたKaviza社の買収を発表しました。Kaviza社ではVDI-in-a-Boxを2009年1月に全世界で発売しており実は既に多くの実績を誇っている特徴があります。その中小企業向けデスクトップ仮想化製品 VDI-in-a-Boxに、シトリックス流の味付けをした製品(たとえばHDXに対応するなど)がいよいよ日本国内で提供されるのです。

この製品の特徴ですが、嘘かと思うほどとにかく簡単なのが特徴です。約1時間もあればすべての 設定が完了します。また、市販のサーバーで動作することを想定しているため高価なサーバーや専用のストレージなどが一切必要ないのも大きな特徴の一つです。セットアップを1時間かけて実行すれば、Citrix ReceiverおよびCitrix HDXテクノロジー との組み合わせで、いつでも、どこでも、あらゆるデバイスを利用して高品位な仮想デスクトップ体験を実現できるのです。

また、シトリックス社曰く1サーバーあたり50台の仮想デスクトップをまかなうことを想定しており 、50台を超える場合には同様のサーバーを一台追加することにより簡単に拡張も可能になるのです。もちろん一瞬で設定可能なクラスター構成により高可用性は担保されるのです。
また、管理に関しても単一のコンソールですべてが提供されるため非常に簡素化できるのです。

従来のデスクトップ仮想化の欠点を完全に克服

従来、デスクトップ仮想化はセキュリティやワークライフバランス、社員の生産性向上など多くの点でメリットがあるため大企業を中心に導入が進んでいました。しかし、その一方でデスクトップ仮想化を阻む要因として「コスト」、「複雑さ」、「エンドユーザーの抵抗」があげられていたのです。エンドユーザーの抵抗に関しては、旧来通りの使い勝手を求めるためシトリックス社ではHDX技術によりその問題を払拭してきました。しかし、「コスト」、「複雑さ」という面においては、十分なITスタッフを確保できるのか、必要なスキルはあるのか、バックエンドのインフラは大丈夫か、それらを運営する体制は大丈夫なのか、などさまざまな問題が付きまとっていたのも事実です。

デスクトップ仮想化

デスクトップ仮想化の導入を阻む要因
 

The 451 Group 2010 Virtualization Market Report, October 2010
コスト、複雑さに問題を感じていた企業は VDI-in-a-Boxの導入により恐ろしいほどの簡単さ、価格の安さにきっと驚くのではないでしょうか。

機能面での妥協なし

価格が安く、簡単だからと言って機能面で手を抜いているわけではありません。
ユーザー体験をより良いものにするためにCitrix HDXに完全に対応しているため、従来通りCitrix Receiverを搭載したあらゆるデバイスからアクセスが可能です。Citrix User Profile Managerとの統合により、パーソナライズされた仮想デスクトップを提供することで、個人専用の優れた使い勝手を提供します。

また、内部的には、高可用性や負荷分散機能も組み込まれているため安かろう悪かろうということもありません。状況に応じて簡単にサーバーを追加することによりオンデマンドな拡張性も確保されています。その他、接続ブローカリングや動的プロビジョニングなど旧来、XenDesktopで提供されていた機能がオールインワンで実現できるのです。

VDI-in-a-Boxで不要になるもの

大企業向けのデスクトップ仮想化では、その規模に応じてさまざまなサーバーやソフトウェアコンポーネントが必要でした。それらを専門家がセットアップし監視する必要があったのです。

VDI-in-a-Boxでは、複雑さを排除するためにあらゆる取り組みが行われています。
VDI-in-a-Boxに必要なものは、それ自身を動作させるサーバーとVDI-in-a-Boxのソフトウェアライセンス、マイクロソフト社の仮想デスクトップライセンスである VDA、そしてハイパーバイザーのみになります。それ以外は必要ないのです。
プロビジョニングや管理サーバー、接続ブローカー、その他管理コンポーネントなどは、VDI-in-a-Boxに含まれています。

また、VDI-in-a-Boxにより必要ないものもあります。
高価な共有ストレージは必要なくなり、インストールしたサーバーに付属のディスクを利用します。vCenterやなどの管理コンポーネント用のサーバーはWindows OS環境も必要ありません。また、冗長化するために管理用データベースをクラスター化する必要もありません。このようなものを削除することにより複雑性を排除しています。

デスクトップ仮想化

エンタープライズVDIの構成
VDI-in-a-Box

VDI-in-a-Boxの構成
VDI-in-a-Boxの気になる価格

VDI-in-a-Boxのライセンスは1ユーザーあたり約26,000円です。これには1年分のサポート料金(Software Maintenance)が含まれているのでテクニカルサポートおよびアップグレード権が含まれています。

この金額は、通常ライセンスです。つまり、一度購入すれば同ライセンスを永続的に利用することが可能です。
この通常ライセンス以外にも期間(年単位)で購入可能な年間ライセンスも提供されているのです。年間ライセンスは通常ライセンスに比べて約1/3の価格で利用することが可能となります。

また、デスクトップ1台当たりの総コストは概算で見積もってみても約56,000円という結果になりました。VDI-in-a-Boxの場合、ハイパーバイザーを選ばないのですが、これは無償版のハイパーバイザーを利用した場合の価格です。またMicrosoft VDAライセンスを既に保有している場合には、さらに安くなることがお分かりいただけます。
この金額であればPCを購入するよりもはるかに安く出来るだけでなく、デスクトップ仮想化のさまざまな恩恵を享受可能なのは魅力的です 。

安いけどセキュリティは大丈夫?

VDI-in-a-Boxはデスクトップ仮想化ソリューションに必要なセキュリティをすべて提供しています。たとえばアクセスするデバイスには何も保存できないため高度なセキュリティとデータ保護を実現します。またエンドポイントとの間はセキュアに保たれると同時にVPNを通じて仮想デスクトップに対してシームレスなシングルサインオンを提供しています。さらにはポリシーベースの自動化機能を使うことにより、管理者はユーザーごとにアクセス制御を設定することも可能なのです。

まとめ

Citrix VDI-in-a-Boxは、PCよりも安いコストで仮想デスクトップを提供する、オールインワン型のソリューションです。VDI-in-a-Boxは、市販の汎用サーバー上で動作する仮想アプライアンスとして提供されるため、高価なサーバーを必要としません。VDI-in-a-Boxに含まれているCitrix RecieverおよびCitrix HDXテクノロジーにより、いつでも、どこでも、あらゆるデバイスを使用して 、高品位なユーザー体験を提供できます。VDI-in-a-BoxはデスクトップIT向けに設計されており、PCよりも設定が簡単で管理もしやすいため、 即座にROIを実感できます。

このように中小企業にも優しいデスクトップ仮想化ソリューション VDI-in-a-Boxによりセキュリティの強化、ワークライフバランス、社員の生産性向上、コスト削減など、さまざまな恩恵を受けることができるのです。