デスクトップ仮想化製品の導入や運用に必要なスキルとは? (NECマネジメントパートナー株式会社)

Citrix 認定トレーナー(Citrix Certified Instructor、CCI)に聞く

2013年2月に、2年連続で「Best Citrix Certified Instructor Award」を受賞したCitrix 認定教育パートナー NECラーニング 講師の池上様に、デスクトップ仮想化、およびXenDesktopの技術スキルの獲得についてお伺いしました。

インタビューア:
2年連続の「Best Citrix Certified Instructor Award」受賞、誠におめでとうございます!
早速ですが、最近、話題性が高く、市場が伸びているデスクトップの仮想化(VDI)について、技術的な魅力を教えていただけないでしょうか?

池上氏:
ありがとうございます。2年連続で受賞できたことに、驚きもありましたが、多くの受講者の皆様に支持していただけたことに、大変感謝しています。引き続き精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

この技術の魅力というか、私がこの技術を好きな理由をご説明します。

Ikegami-samaXenAppおよびXenDesktopは、どちらもユーザーが仕事で使用するアプリケーションやデスクトップ環境をリモートで実行し、ユーザーの手元にあるデバイス(PC、タブレット、スマートフォンなど)でその環境に接続して利用するための仕組みを提供するものです。昨今、BYOD(Bring Your Own Device)という言葉が広く知れ渡るようになりましたが、XenAppやXenDesktopはまさにこのBYODを実現するために最適な製品であるといえます。両製品とも、仕組みや用いられている技術に似た部分が多いのですが、お客様の目的や規模、要求などによってどちらの製品を使うのかあるいは、組み合わせるのかが変わってきます。

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インタビューア:
確かにそうですね。一括りにデスクトップの仮想化といっても、利用者によって要望・環境もさまざまです。かといって個別に管理するのはとても煩雑になりがちですよね。

池上氏:
そうなんですよ。ただし、XenAppやXenDesktopを活用することによってユーザーのアプリケーション環境やデスクトップ環境を集中管理して運用することができるので、管理者にとっても大変便利で、ユーザー環境の運用コストを大幅に減らすことができます。

インタビューア:
それがXenAppやXenDesktopが普及してきている理由ですね。ただ、XenAppやXenDesktopを何の計画もなしに導入していっては、運用の負担が大きくなる場合もあると聞いています。

池上氏:
はい、それゆえに、導入前の計画や設計が非常に重要になってきます。

はじめに予算ありきで設計をおこなうと、導入、運用段階でさまざまなトラブルや不満が出てきやすいので、これらの製品の仕組みや機能を理解するだけでなく、いかにユーザーのニーズにマッチした形で製品を組み合わせて導入するかという点をしっかりと学んでいただきたいと思っています。

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関連コース:

インタビューア:
そうなると技術者としてのスキルだけではなく、コンサルティングの要素もはいってきますね。その為にはしっかりとした研修を受けないと、せっかくのソリューションも宝の持ち腐れになってしまいますよね。

池上氏:
コンサルティングは、導入対象のお客様企業の利用状況の現状分析(アセスメント)を行い、分析結果を踏まえてシステムを設計、といった要素が求められます。実際に、シトリックスはコンサルティング スキルを有していると認定する資格も提供しています。これは、デスクトップ仮想化に求められるスキルは、それだけ奥が深いという意味でもありますし、お客様の環境を改善できる余地も大きいということでもあるのです。

関連資格:

インタビューア:
確かに! XenAppやXenDesktopのトレーニングコースを受講し、資格を取得することで今後のキャリアアップにもつながりますね。投資対効果が高く、キャリアアップにもつながるので、素晴らしいです!

ここで、代表的なコースとその魅力についてご紹介いただけますでしょうか。

池上氏:
まずは、「CXA-206-1I Citrix XenApp 6.5 Administration」だと思います。

このコースはXenAppの概要からはじまり、内部の仕組み、管理、設定、運用方法を5日間かけてじっくり学んでいただけます。XenAppを導入するだけであれば簡単なのですが、実際の運用ではパフォーマンスや障害対策などを考慮することが重要になります。

このコースは、導入方法だけでなく、実際の運用や障害対策のポイントについてもしっかりと学んでいただける構成となっていますので、これからXenAppを導入、運用される方にぜひ受けていただきたいコースになります。

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インタビューア:
パフォーマンスや障害対策といった、実践的なところを押さえられるのですね。あと二つご紹介いただいてもよろしいでしょうか。

池上氏:
次は「CXD-202-1I Citrix XenDesktop 5 Administration」でしょう。

このコースは前述のコースのXenDesktop版となり、コースのコンセプトは同じです。

ただ、XenDesktopはXenAppと組み合わせて導入する場合も多いので、このコースの演習環境にはXenAppも絡めた形で環境が構成されています。XenAppとXenDesktopを組み合わせることで、どのようなメリットがあるのかという点も演習を通して理解していただけるので、デスクトップ仮想化に興味がある方に大変おすすめのコースになります。

インタビューア:
そうすると、この二つのコースはセットで受講されたほうがよいということですね。もう一つ挙げるとすれば、どのコースになりますでしょうか。

池上氏:
3つめは「CHD-100-2:Citrix XenDesktop 5.6およびXenApp 6.5に対するヘルプデスクのサポート」ですね。このコースは、コース名の通り、XenDesktopやXenAppの環境を導入済みの企業で、ヘルプデスクやユーザーのサポートを担当する方向けのコースになります。

ヘルプデスクやサポートを行うには、それぞれの製品の仕組みや機能を理解し、トラブルが発生した場合に、問題の切り分けや原因の特定を行うための知識が必要になります。また、場合によってはエンジニアにエスカレーションして、トラブル対応の引き継ぎをおこなうことも必要です。このコースでは、トラブルに対応するために必要な、それぞれの製品の仕組みや機能、および主なトラブルの対応方法や、対応時に役立つツールについて幅広く紹介しています。

しかも、3日間という短期間で2つの製品の全容が把握できるので、XenAppやXenDesktopの製品に関わる多くの方におすすめのコースです。

実はデスクトップ仮想化はミッションクリティカルなシステムとしての位置づけになり、ほぼ全社員が使用するソリューションでもあるので、大規模なお客さまや、サービスとしてデスクトップ仮想化を提供するソリューションプロバイダーはヘルプデスクの設置が有効です。

今後、デスクトップ仮想化を採用される企業、ソリューションプロバイダーの皆様にはぜひご受講いただきたいです。お客様の会場で行う研修も柔軟に対応できますので、お気軽にお申し付けください。

インタビューア:
最後に今後の抱負を一言いただいてもよろしいでしょうか?

池上氏:
今年は、新たにヘルプデスクのコースがCitrixコースのラインアップに加わり、さらに2014年以降、新たにXenDesktop7のコースの開催も検討していますので、Citrix製品のコースがさらに充実した構成となります。

XenDesktop7はこれまで別々の製品であったXenDesktopとXenAppが一つにまとまり、ツールや構成がシンプルになる、大幅な改良が加えられています。

私自身、今はこの新バージョンに対する知識を身につけ、皆様にわかりやすくお伝えできるように、準備を進めている段階で、いち早く多くの皆様にコースをご提供できる日を楽しみにしています。

また、新しいコースでも皆様にご満足いただき、皆様のご受講を心よりお待ちしております。

インタビューア:
池上様、ありがとうございました。

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