[富士通]高セキュリティなシンクライアント環境を提供する富士通の仮想デスクトップサービス

 企業が新しいビジネスを創造するICT基盤がクラウドだと考える富士通では、業界トップクラスの幅広いクラウドソリューションを用意しています。その主なラインナップは、パブリック・クラウドとプライベート・クラウドに、両方を最適に融合させるハイブリッド・クラウド、そしてICTシステムの全体最適化をサポートするクラウド支援サービスとなっています。クラウドサービスのラインナップの中でも、ハイブリッド・クラウドに位置づけられているDaaS(Desktop as a Service)は、富士通独自の仮想デスクトップ環境のサービスとして、高い注目を集めています。DaaSをはじめとしたデスクトップ仮想化における実績や取り組みについて、お話しを伺いました。

デスクトップ仮想化

 富士通株式会社
 プラットフォーム技術本部 ISVセンター
 紺野和也氏

米国シトリックス社の創業当時からシンクライアント技術に注目してきた

 富士通のプラットフォーム技術本部 ISVセンターの紺野和也氏は、同社とシトリックス社の関係について、次のように説明します。
「シトリックス社の製品と当社の関係は、かなり古くからになります。もともと、当社の米国にある子会社が、1990年代の中ごろにシトリックスの製品でシステムのインテグレーションに取り組んだことがきっかけでした。その当時から、日本でも確実にヒットするだろうと判断し、米国の本社に直接交渉に行って、日本の市場でOEM製品として扱う案まで検討しました。その後、日本支社ができたことで、1998年4月から国内でも取り扱うようになり、運用管理やコスト削減に適したソリューションとして、数多くの提案を行ってきました」

 1990年の中盤から後半にかけては、まだクライアントの仮想化という概念はなく、センターでの一括管理というソリューションとして、富士通ではシンクライアントを各種のアプリケーションや業務システムと組み合わせて提供してきました。その後、仮想化に対する話題や興味が高まりを見せ、企業のニーズが広がってきたといいます。
「グローバルでの需要を見ると、当社の中では特にヨーロッパでの扱いが大変に多いという傾向があります。例えば、英国にある富士通サービスでは、先ごろ英国政府と覚書を交わし、英国の財政赤字への取り組みを支援すると表明しています(Fujitsu signs significant agreement with UK Government)。海外だけではなく国内でも、シンクライアントとして注目されていた時代は、特定のシステムの専用インフラとしての需要が中心でしたが、デスクトップ仮想化によって広範囲な業務への対応や効果が期待できるので、日本国内でも業種に関係なく関心が高まっています」と紺野氏はグローバルと国内の状況について話します。