サーバーおよびインフラストラクチャのオフロードによるデータセンターのコスト削減

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[PDF] サーバーおよびインフラストラクチャのオフロードによるデータセンターのコスト削減

概要

世界中の企業およびサービスプロバイダーは、データセンターコストの増大に対処しようとしています。料金を支払う側の企業にとって、以下のような現在の状況は、好ましくありません。

  • サーバーの台数が年10%という比較的高い比率で増えていること。これは、多くの組織が、ビジネスプロセスのさらなる自動化を目的として、CPU負荷の高い多階層型のWebアプリケーションアーキテクチャが増えているためです。
  • かつて分散されていたコンピューティングリソースが、コンプライアンス対応や、セキュリティの改善、災害復旧やビジネス継続性に関する高度な要件に対応するために、再びデータセンター内部に集約されつつあること。
  • より高い性能を持つシステムへの要求に応えるために、サーバーやその他のハードウェアにかかる電力要件および冷却要件が上昇し続けていること。

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データセンターの電力需要は、5~6年ごとに約2倍になっています。同時に、エネルギー価格は年間5%上昇しており、さらに上昇する可能性すらあります。さらに既存のデータセンターのフロアスペース、電力、冷却能力が不足すれば、新しいデータセンターの構築を検討しなければなりません。現にこのような問題に直面している組織にとっては深刻な問題です。なぜならば、このような問題は、その企業の競争力に直結するため、長い時間をかけて新しいデータセンターを設計、建設し、稼働させる余裕はありません。

打開策の1つとして、IT部門が自社に提供するサービスやアプリケーションの質を低下させることなく必要なサーバーの台数を減らす方法を見つけることが挙げられます。このためには、サーバー仮想化テクノロジを利用することが一般的に選択されます。ここで、Citrix®NetScaler®のようなアプリケーションデリバリーコントローラを使用することは、非常に有望なアプローチであり、熟考に値するものです。NetScalerは、データセンターインフラストラクチャを構成するサーバーが行っている処理のいくつかをオフロードできます。サーバーの汎用CPUとOSがあまり得意としない処理を、専用ハードウェアとソフトウェアで構成されたアプライアンスにオフロードすることで、それまでと同程度の処理性能を半分の台数のサーバーで行うことも期待できます。これを言い換えれば、同数のサーバーであれば、約2倍の処理を行うことも可能であるということです。こうして、データセンター内で必要となるスペース、冷却要件、消費電力、マンパワーを最適化でき、大きなコスト削減を実現できます。