Chromebookを進化させるインテルの先進的なテクノロジー

1971年に世界で最初のマイクロプロセッサーを発表したインテルは、絶え間ないイノベーションの歴史を作ってきました。現在も、最高の性能と低い消費電力や、高度なセキュリティーと迅速な製品化で、人々の仕事や生活を進化させる半導体製品を開発し続けています。常に、時代とともに進化するコンピューティングを支えてきたインテルでは、クラウド・コンピューティングを加速するChromebookも、その先進的なテクノロジーでサポートしています。

Chromebookの開発初期からGoogleをサポートしてきたインテル

DSC01341インテル株式会社 ソフトウェア&サービス事業開発本部 インテル・セキュリティ・グループ 日本地区統括 坂本尊志氏は、インテルのChromebookへの取り組みについて、次のように話します。
「インテルは2010年のChromebookのプロトタイプの当時から、プロセッサーを提供してきました。2011年に最初のChromebookが登場したときには、Atomプロセッサーを搭載していました。翌2012年にはインテルのCoreアーキテクチャを搭載したChromebookも登場しています」
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インテルは、Google社を除けばChromiumとBlinkの開発コントリビューターとして世界で1位の実績を誇っています。また、Chrome OSのコアとなっているLinuxカーネルへの開発コントリビュートでも1位です。
「インテルは5世代にわたってChromebookをサポートしてきました。現在も1000人以上のインテルのエンジニアが、Chrome OSの検証や最適化などに携わっています」と坂本氏は補足します。
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日本でも2014年11月から、正式な日本語版のChromebookが各社から発売になり、ビジネスや文教そしてコンシューマー市場での注目が高まっています。
「Chromebookの利点は、インスタント・オンやGoogleドライブへの素早いアクセス、セキュリティ、そしてロング・バッテリーライフに管理の容易さなど数多くあります。その中でもインテルのプロセッサーを搭載したChromebookならば、高い性能を発揮します」と坂本氏は説明します。
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Chromebookの海外での活用事例

「2011年からChromebookが市場に投入されてきた海外では、すでに先進的な活用事例が数多くあります。その中でも、Chromebookらしい事例としては、顧客や従業員向けのキオスク端末、個人のサブ・デバイスとしての活用、そしてコールセンターでの端末や店舗での共有端末などの導入が進んでいます。こうした事例の多くは、セキュリティ対策に優れ、ローカルにデータを残さないChromebookの特長を活かした使い方を実践しています」と坂本氏はグローバルでの成功事例を紹介します。
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例えば、顧客向けのキオスク端末としての活用事例では、受付端末としてウェブベースでの写真編集や加工などの発注に活用されています。また、注文建築会社の顧客端末やデジタル・サイネージとしての活用例もあります。こうした用途にChromebookが適している理由は、ゲストアカウントによる安全なログインとウェブへの容易なアクセスを実現できるからです。また、アクセスするウェブサイトも、ホワイトリストとブラックリストで厳密に管理できます。そしてログアウトすれば、履歴が残らないので顧客にも安心して利用してもらえるのです。
「米国では、医療機関や臨時の診療所などでも活用されています。センシティブな個人のデータを扱うケースでも、クイックかつセキュアにクラウドへアクセスできる端末として、今後も需要が拡大する可能性があります」と坂本氏は予測します。
さらに、日本でも注目されている市場が学校です。すでに、私立広尾学園高等学校では、Chromebookを採用しています。
「ChromebookはCMCによる管理によって、これまで手間やコストがかかっていたキッティングや初期設定などを短時間かつ容易に作業できるようになります。学校のように、数百台という規模で統一された規格のデバイスを導入するケースでは、ニーズがあると思います」と坂本氏は分析します。
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ビジネス市場での普及の鍵はWindows時代の資産の継承と互換性

キオスク端末や文教市場で需要が注目されているChromebookですが、一般のビジネス市場においては導入が進んでいくのでしょうか。その可能性について、坂本氏は以下のように予測します。
DSC01360「国内の企業の多くは、Windowsとそのアプリケーションをビジネスで利用しています。一般的に、Chromebookをビジネスで使おうとするのは困難であると思われがちですが、Citrix XenAppやCitrix XenDesktopのような仮想化ソリューションを活用することでWindows環境の資産を有効活用することが可能になるので、Chromebookとシトリックス仮想化製品との組み合わせ例が増えてくると思います」
日本では、2014年11月から一般消費者向けのChromebookの販売も開始されました。多くのモデルが、インテルのCeleronプロセッサーを搭載しています。その性能や今後のChromebookの進化についても、坂本氏は米国での例を元に展望を語ります。
「海外では、既にインテルCore プロセッサーを搭載したモデルが販売されています。今後、Chromebookの需要が広がっていけば、より高性能なプロセッサーへのニーズも高まっていくでしょう」